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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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スコットランドのスカイ島のティータオル。スカイ島にもたくさんの蒸留所があります。

スコットランドのスカイ島のティータオル。スカイ島にもたくさんの蒸留所があります。

 日本に帰省しているときに、やっとNHK連続小説『マッサン』を見ました。(ほとんどお話もフィナーレとなっていますが……。)
 
 ストーリーはご存じの方も多いように、ニッカウヰスキーの創業者であり、日本で初めて国産ウィスキーを作った竹鶴政孝さん、そしてその妻・リタさんをモデルに創作された作品ということですが、それにしても当時は国産ウィスキーも国際結婚もなかなか受け入れてもらうのに大変な努力が必要だった時代。スゴイですね!


アイルランドのミドルトン蒸留所博物館。

アイルランドのミドルトン蒸留所博物館。

 ウィスキー留学をしたのが英国スコットランドだったということで、以前長く住んでいたアイルランドのウィスキーのことが思わず頭に浮かびました。
アイルランドも自分たちのウィスキーに誇りを持っていますが、蒸留所の数はスコットランドが断然多いです。

 スコットランド観光局によれば、50以上の蒸留所があるのだそう。一方アイルランドは4つのみ。以前はたくさんあったのですが、生き残るために吸収・合併が繰り返されたうえ、すべての蒸留所がフランスや英国、日本といった外国企業に買収されています。


アイルランドのミドルトン蒸留所では、スコッチウィスキー、アイリッシュウィスキーなど飲み比べもできます。

アイルランドのミドルトン蒸留所では、スコッチウィスキー、アイリッシュウィスキーなど飲み比べもできます。

 ウィスキーでよく比べられるのが、アメリカ発バーボン・ウィスキー、スコットランド発スコッチウィスキー、そしてアイルランドはアイリッシュウィスキーなのですが、それぞれに違いがあるそうです。
 まず蒸留回数が一番多いのがアイリッシュウィスキーの3回、バーボンは1回、そしてスコッチウィスキーは2回。そしてスコッチウィスキーは製造過程の中で、ピート(泥炭)を使って大麦を乾燥させるため、それがスコッチウィスキーをスモーキーな香りにするのだとか。


スコッチウィスキー、グレンリベット(Glenlivet)。

スコッチウィスキー、グレンリベット(Glenlivet)。

 私自身は好んでウィスキーをたしなむ、というほどオトナではないのですが(笑)、個人的にはアイリッシュウィスキーが一番飲みやすいような気がします。蒸留回数が多いので不純物がその分少なくなり、なめらかでほのか~に甘い口当たりがするからかな?

 ところでウィスキーという英語の綴りは2種類あるのですが、これも違いがあるのだそうですよ!「Whiskey」そして「Whisky」と2種類のスペルがあるのですが、アメリカのウィスキーとアイリッシュウィスキーには前者、スコッチは後者の綴りが用いられるのだということです。


 さすが?ウィスキー?という名前の語源がケルト語のUisce beatha(ウィシュケベァハ/「命の水」の意)なだけあり、色々と奥が深いですね……でも飲み過ぎにはくれぐれもご注意くださいネ(笑)。


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