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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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マイナウ島の入り口で、巨大な花がお出迎え

マイナウ島の入り口で、巨大な花がお出迎え

 ドイツ南西部のバーデン・ヴュルテンブルク州には、島が丸ごと植物園のようになったマイナウ島という小島があります。

 広さは45ヘクタールもあり、樹木園や季節ごとにさまざまな種類の花たちが園内で咲いたりと、癒やされる空間でもあるのですが、冬の期間は当然ながら咲く花はほとんどなく、寒々とした雰囲気になってしまいます。


メタセコイヤの並木道は音楽に合わせて色が変化していました

メタセコイヤの並木道は音楽に合わせて色が変化していました

 そんな冬のマイナウ島で近年人気なのが「クリスマス・ガーデン」と呼ばれるイルミネーション。2021年から始まったこのイベントは、その後も毎年11月下旬頃~翌年1月初めまで開催されています。

 冬のイルミネーションは日本でも各地で人気ですが、ここマイナウ島は植物園全体がライトアップされるので、規模が大きいのが特徴。

 150万以上のライトが使用されており、30カ所以上のイルミネーションが3キロほどある周遊路に設置されています。そのため「次はどんなイルミネーションが待ってるのかな?」とわくわくしながら夜のマイナウ島を散策することに。


こんなハートがたくさんの可愛いイルミネーションも

こんなハートがたくさんの可愛いイルミネーションも

 今年も11月18日から始まったので、どんな感じかさっそく見に行ってみました。

 イルミネーションの営業時間は午後5時から午後9時までということで、午後6時頃に到着したのですが、すでに気温はマイナス1度。この寒さの中、植物園の夜道を歩ききることができるか少し不安です(苦笑)。


温室内はバーになっていました。トロピカルな植物とクリスマスツリーが並ぶ風景が新鮮(笑)

温室内はバーになっていました。トロピカルな植物とクリスマスツリーが並ぶ風景が新鮮(笑)

 季節の良い時期に何度か訪れたことがあるマイナウ島ですが、冬の夜に歩くのは初めて。どこか知らない場所を歩いている気分です。そんな暗い道をぼんやりとした明かりを頼りに歩いて行くと、カラフルにライトアップされた木々やイルミネーションの飾りが華やかに人々を迎えてくれます。

 そしてBGMの音楽に合わせてイルミネーションの色が次々に変わっていく演出もありました。


暗闇の中で多数の光が風で揺れる光たちは神秘的

暗闇の中で多数の光が風で揺れる光たちは神秘的

 良かったのは、途中でクリスマスマーケットの屋台やバーなどで休憩できる場所があったこと。スパイス入りのホットワイン「グリューワイン」やパンプキンスープ、ピザやソーセージなどの軽食で、冷え切った体も温まります。

 こうして季節の花の代わりに無数のきらめくイルミネーションの光に癒されながら、氷点下の夜を楽しみました。


【マイナウ島クリスマス・ガーデン(Christmas Garden Insel Mainau)】

ホームページ(英語)
https://www.christmas-garden.de/en/mainau/  


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