スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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確かに雰囲気たっぷり(?)な古い建築物や神秘的な風景が多いです…オバケの一つや二ついて当たり前?!(画像はグレンダロッホ)

確かに雰囲気たっぷり(?)な古い建築物や神秘的な風景が多いです…オバケの一つや二ついて当たり前?!(画像はグレンダロッホ)

 ヨーロッパの小さな島国アイルランド。夏真っ最中でも気温が25℃以上を超えることが滅多になく、ずっと涼しい(寒い?)国なのですが、気候に関係なくこの国の人々はオバケや幽霊話といった怪談が好き(笑)。
 
 「このアイリッシュパブには夜出るんだよ、アレが」といったこのホテルには幽霊がいる、あの聖堂にはナントカ時代の女性が夜中に建物内を徘徊している――といった類のうわさ話もけっこうしょっちゅう耳にするような気がします。


観光客に人気の街、キラーニー(Killarney)にももちろんあります「ゴーストバスツアー」!

観光客に人気の街、キラーニー(Killarney)にももちろんあります「ゴーストバスツアー」!

 季節の良い現在は、主に観光客向けとしたゴーストツアーも行われており、各地で地元のローカルゴーストスポットを徒歩、もしくはバスでまわることができるようになっています。


ウィックロー刑務所は、雰囲気は博物館といった感じ。コーヒーショップやクラフトショップもあります。

ウィックロー刑務所は、雰囲気は博物館といった感じ。コーヒーショップやクラフトショップもあります。

 夜に出歩くのはちょっとコワいな、という方はウィックロー(Wicklow)の旧刑務所へ行かれてみるのも面白いかもしれません。1702年から1924年まで使用されていたこの刑務所は、世界のホラースポットでも特に“いわくつき”なのだとか。
 この刑務所でもツアーが行われており、刑務所ガイドさんたちスタッフの方たちも、建物内で男の子の幽霊だとか黒尽くめの格好した20代位の霊を見かけることがあるのだそうですよ(怖すぎる……)


ミイラになって発見された後も、こうしていがみ合っている2匹。アイルランド版『トムとジェリー』?その後まさか同じ箱に入れられて陳列されるとは夢にも思わなかったでしょうね・・・。

ミイラになって発見された後も、こうしていがみ合っている2匹。アイルランド版『トムとジェリー』?その後まさか同じ箱に入れられて陳列されるとは夢にも思わなかったでしょうね・・・。

 話は変わり、ゴーストではありませんがちょっと変わった“ミイラ”もアイルランドに存在します。場所は首都ダブリンのクライスト・チャーチ大聖堂(Christ Church Cathedral)。ダブリンで一番古い教会で、1038年に北欧系のデーン人によって建立されたのが始まりだとか。
 
 この大聖堂の納骨用地下室へ降りて行くとそのミイラたちに会うことができます。それはネコとネズミのミイラ!

 約160年ほど前、ネズミを見つけて追いかけ回っていたネコが、聖堂内のパイプオルガンのパイプ内に逃げ込んだネズミの後を追って、自分もパイプオルガンのパイプに飛び込んだものの、そこでパイプに詰まり抜け出せなくなったよう。
 ネズミはネズミで目の前に詰まったネコがおり、パイプから逃げ出すこともできず結局仲良くミイラ化――。後年この古いパイプオルガンのパイプを解体した際に共に発見されたのだとか(苦笑)。

 他にもそれはもうたくさんのゴーストスポットが存在する国ですので、心身ともに抜群の避暑地としてエンジョイできる場所間違いなし!だと思います(笑)。


 


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4 - Comments

道下より:

2014 年 08 月 18 日 11:27:49

最近はゴーストよりも人間の狂気の方が、恐ろしく思える。そんな事件が日本でも相次いでいます。猟奇的なとでもいいましょうか。映画の世界でしか表現できなかった狂気、猟奇が実際の社会生活の中で再現されるとは。しかも幽霊より現実的に。

小島瑞生より:

2014 年 08 月 18 日 20:10:38

道下さま、コメントありがとうございます!
そうですよね、この世で一番オソロシイものは人間だ、とはよく言いますが何かの拍子で残酷にいつでもなりえる人間に比べれば、幽霊やお化けは本当に良心的(?)に思えてしまいます。そんな愚かな行為・事件にがつんとお化けたちが一喝を入れてくれればよいのに、と非現実なことを考えてしまう私です。

道下より:

2014 年 08 月 19 日 12:53:41

生あるものに必ず死があるわけですが、東洋的にいうと常に生老病死の苦は避けられない。ただ、復活を願う強い思いが脳内にあれば、それ自体で神や仏になりえるし、他方ではゴーストにもなるわけですよね。ミイラになったとしてもその存在感と、不気味なゴーストへの恐怖心は切り離れたものと思うんですが。旧刑務所に行かずとも日本の一般的な住宅では高齢者のミイラ化した遺体が次々見つかっています。それも現実でしょうか。

小島瑞生より:

2014 年 08 月 19 日 16:16:00

道下さまコメントありがとうございます!復活したくはないけど、家族や愛する人が心配でゴーストとして(?)復活してしまう???なんて話も聞くので、あながち本人の希望でそうなるわけではないのかもしれないですけどね^_^;。まああくまで“想像”と“仮定”以上のなんでもないのですが^_^;。よく分からないもの、見えないもの、ナゾなもの??という点ではお化けに対する恐怖とミイラに対する恐怖は共通していると思いますョ。もちろん人間が一番怖いですけどね……。

日本ではいま一般的な住宅でミイラが見つかるのが普通なのですか?それは本当に怖いというかそれ以前に早く解決すべき大問題の一つですよね……(泣)

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