スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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錠剤が郵送されてくるひと月ほど前、それに関する手紙のみが届き、数日前に錠剤が私の分と夫の分と2箱届きました。

錠剤が郵送されてくるひと月ほど前、それに関する手紙のみが届き、数日前に錠剤が私の分と夫の分と2箱届きました。

 今年の始めに、スイス政府が福島の原発事故から、スイスでも原発事故対策の一つとして、原子力発電所から半径20km圏内に在住する住民向けに配布されていた「安定ヨウ素剤」を、今後は半径50km圏内にまで拡大して無料配布する、と発表していました。会社などにも配布されるそうです。
 この安定ヨウ素剤を服用することで、甲状腺被ばくを防ぐことができるのだとか。

 日本でも今年の夏に、全国で初めて鹿児島県の薩摩川内市が、原発の半径5km圏内に住む人たちへ「安定ヨウ素剤」を配布したり、北海道にある唯一の原子力発電所のある泊村でも、住民への事前配布がされることが決まったりしているようですね。

 我が家から一番近い原発はベルン州のミューレベルク(Mühleberg)なのですが、今までは配布される圏内ではなかったのです。――といっても原発から30kmしか離れていないのですが……。

 錠剤の有効期限はなんと10年!事故が起きてしまった場合は、ラジオなどの指示に従い錠剤を飲用し、近くのシェルターに避難することなどといった説明がありました。

 もちろん使うことが一生ないことを祈りますが、その前に風邪薬や頭痛薬と間違えて飲まないか、それも心配です(苦笑)。






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