スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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気楽に救急車に頼ると、あとで心臓発作を起こしそうな額の請求が来るかも?

気楽に救急車に頼ると、あとで心臓発作を起こしそうな額の請求が来るかも?

 昔から体だけは強健でそれだけが自慢だったのですが、やはり寄る年波に加え、日本とはまた違うスイスの気候などにより、たまに体調を崩してしまうこともあります。
 数か月前には、スイスに来て初めてお医者さんにかかることとなってしまいました。症状は幸い大したことではなかったのですが、とりあえずという感じで同僚が薦めるクリニックへ行くことにしたのです。

 たまたまそこは救急でも応対してくれる診療所のようなところで、予約なしでお医者さんに診てもらうことができ、薬もすぐに処方してくれたので良かったのですが、私が恐れおののいていたことが一つありました。

 それは知る人ぞ知る、スイスの法外なまでの高い医療費。

 15分ぐらい診察を受けて、血液検査を受けただけだったのに、後日来た請求書には「400スイスフラン」、約38,400円の数字が誇らしげ(?)に記されてあり、その場で卒倒しそうだったとか、似た恐怖体験談もたくさん聞いていたのでドキドキしていたのです。

 私が実際受けたのは、20分ほどの診察が2回のみ(どちらも薬の処方あり)だったのですが、実際届いた請求書は80スイスフラン(≒7,700円)の請求のみだったので、心からほっとしました――。ちなみに病院や診療所で清算はせず、後日忘れたころに契約している保険会社から請求が来るので、余計に心臓に悪いです(苦笑)。

 それにしても日本だと国民保険で負担は3割で済むのですが、スイスでは民間保険に加入するのが義務となっているものの、ほとんど負担してもらえません。星の数ほどの民間保険会社と商品がこの国に存在するため、一概に毎月の保険料がいくらとは言えないのですが、だいたい一人あたり毎月200~300スイスフランほど(≒19,000~29,000円)払っている家庭が多いのではないでしょうか。ところがこの程度の月額保険料ですと、医療にかかった時負担してもらえるのは年間2500スイスフラン (約24万円)を超過する分のみ。もっと負担してもらえるプランももちろんありますが、その代わり当然ながら月々の保険料がぐーんとアップします……。

 救急車も基本的には有料のため、私の知人で救急車を呼んで数万円請求されたという人も何人かいて、気軽に急病にすらなれない!とその話を聞いた時はショックでした。
 スイスの人々が常に健康に気を使い、長生きする国民なのはこういった医療費事情によるところも大きいのかもしれませんね。






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