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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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魔が住むと昔の人々に恐れられていた、ピラトゥス山。

魔が住むと昔の人々に恐れられていた、ピラトゥス山。

 冬になったら豪雪で気軽に山も登りにくくなるなあ~、ということでまだ季節の良い間に行ってきたのが、ルツェルン州にある観光名所の一つ、ピラトゥス山(PILATUS)。2132mの高さがあり、ケーブルカーや登山鉄道で登ることができます。

 もちろん歩いても登れます。当然ながら何時間もかかると思われますが、それでもたくさんの人たちが徒歩で登山をしているのを、列車の中から目にしました。


ケーブルカー乗り場にて。ケーブルカー乗り場と登山鉄道乗り場はそれぞれ違う場所にありますので、ご注意!

ケーブルカー乗り場にて。ケーブルカー乗り場と登山鉄道乗り場はそれぞれ違う場所にありますので、ご注意!

 さて、このピラトゥス山にはドラゴンが住んでいるとか、ポンティウス・ピラトゥスの霊がいるといったような、様々なコワい伝説もあります。ちなみに『ポンティウス・ピラトゥス』とはユダヤのローマ総督であった人で、イエス・キリストの処刑を決定した人物として新約聖書に登場することで知られています。彼はイエスが無実であることを知っていたものの、反逆者に加担したと思われるのを恐れ、磔(はりつけ)にしたといいます。


こちらは登山鉄道乗り場。ピラトゥス山のイメージキャラクター(?)は、当然『ドラゴン』です!

こちらは登山鉄道乗り場。ピラトゥス山のイメージキャラクター(?)は、当然『ドラゴン』です!

 その後自殺したピラトゥスの遺体がピラトゥス山にある沼地に置かれ、怒りに満ちた彼の霊が災厄を引き起こした、というわけで、中世時代にはとても地元の人々に恐れられていたのだそうです。


ピラトゥスの登山鉄道は普通の登山鉄道ではなく、“世界一急こう配(傾斜度最大48%)”なのだそう。

ピラトゥスの登山鉄道は普通の登山鉄道ではなく、“世界一急こう配(傾斜度最大48%)”なのだそう。

 そんな“いわくつき”な山ピラトゥスに、今回登山列車で頂上を目指すことにしました。

 さて、たどり着いた頂上にはホテルやレストラン、お土産屋さんなどがあったりしてかなり観光地化されてはいますが、山歩きができる小道もいくつかあり、あちこち歩いてみるのもなかなか楽しいです。眼下には岩だらけの殺伐とした風景が広がっていました。
 
 次回の機会には、ぜひ徒歩での登頂に挑戦してみたいなあ、と思います。


急なこう配をゆっくり上る赤い列車は、遠くからでも目を引きます。

急なこう配をゆっくり上る赤い列車は、遠くからでも目を引きます。


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  • 6 コメント

6 - Comments

かなやより:

2013 年 10 月 21 日 16:32:57

山にはいろいろな伝説があるものですね。ピラトゥス山もきっとパワースポットなのでしょうね。赤色の登山列車、乗ってみたいなあ。

石田より:

2013 年 10 月 21 日 20:29:28

山などにまつわる伝説には、自然を守るとか、危ないとこいっちゃダメよ的な意味合いがあると聞いたことがあります。

やはりピラトゥス山は厳しい山なのでしょうね。

小島瑞生より:

2013 年 10 月 22 日 05:38:25

かなやさま、コメントありがとうございます!
ピラトゥス山は、とても寒々とした風景が広がる山なのですが何度も行きたくなる魅力がある山の一つです。きっとパワースポットががんがんに効いているのでしょう(笑)!登山列車、窓をかなり開けることが可能なので、ご乗車の際は、落っこちないようにご注意くださいネ!

小島瑞生より:

2013 年 10 月 22 日 05:40:54

石田様、コメントありがとうございます!
やはり、石田さんが書かれているように険しい山で登るのは危ない山だったそうです。そういうことから注意の喚起の意味もあって、そういう伝説ができたのかもしれませんね!もちろん本当にドラゴンや幽霊がいたらロマンがあるのですけど、なんて(笑)。

石田より:

2013 年 10 月 22 日 20:38:30

やっぱりそうですか。

なんか、そういう昔の人の知恵って良いですよね。
おへそのごまを取ると鬼が来るとか。(ちょっと違う)

小島瑞生より:

2013 年 10 月 23 日 05:18:32

>石田様
昔の人の知恵は、大人だけではなくて子どもたちにも誰にでも分かりやすい喚起の仕方ですよね。日本にも「この沼には竜がでる」とか「この木は祟られている」とかっていう伝説がありますものね。国や文化が違ってもそのあたりは共通点があって面白いとおもいます!

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