スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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ケルン中央駅のホーム内

ケルン中央駅のホーム内

 最終目的地だったコブレンツに別れを告げ、翌日の朝6時、再び出発地点のケルンまで戻ってきたクルーズ船。

 午前9時までは乗船していて良いことになっていましたが、駐車場やケルン中央駅に行くシャトルバスが朝8時前に迎えに来る、ということで早々にチェックアウトしていった乗客が多かったです。

 われわれも帰りの列車に乗るべく、予約している列車が来る時間に間に合うよう駅へ行けば、なんと遅延20分。そこでとりあえず駅の列車到着ホームで待つことにしました。


20分遅れで、自分たちが乗るICE(高速列車)がケルン到着

20分遅れで、自分たちが乗るICE(高速列車)がケルン到着

 実はドイツ鉄道(ドイッチェ・バーン/DB)にあまりよい印象を持っておらず、できるだけ利用しないようにしていたため、今回は久しぶりのドイツ鉄道でした。というのもドイツ鉄道は遅延が多く、ひどい月は4割以上の列車が遅れることもあるからです。

 遅延理由として、インフラの老朽化や鉄道の輸送力不足、人員不足、過密すぎるダイヤ…などがささやかれていますが、国境をまたぐ列車運行が多いヨーロッパにおいて、ここまで遅延が多いとかなりの人数の移動に影響が出て、混乱を招いてしまいます。


遅延さえなければ、ドイツ鉄道は快適な列車なのですが…

遅延さえなければ、ドイツ鉄道は快適な列車なのですが…

 今回ケルンからスイスの自宅最寄駅まで2回乗り継ぐ必要があったので、ケルン発の列車遅延で次の列車に乗れないと、スイス鉄道(SBB)への乗り継ぎも逃してしまうことに。しかもスイス鉄道に乗り換えるスイス・バーゼル発の予約列車は、若干運賃がお得な「乗車時間指定」乗車券だったため、逃すとその乗車券は無駄になり、再度新しい切符を買い直す必要があったのです。

 こういったことが頻繁に起こるので、ドイツ鉄道を利用する時は、数時間~半日ぐらい時間の余裕を持っておかないと安心できないような気がします。

 こうしてやきもきしながら待つうち、やっと自分たちの列車がホームに滑り込んできました。

 乗り継ぎ駅で次の列車に乗り遅れたら、その次に来るのは1時間後。スイス・バーゼルでの乗り継ぎ時間に40分ぐらい余裕を持たせていたものの、乗り継ぎ駅で1時間待つならば、スイス鉄道の出発時刻には間に合いません。


無事にスイス・バーゼル中央駅からスイス鉄道に乗ることができました!

無事にスイス・バーゼル中央駅からスイス鉄道に乗ることができました!

 ケルンを出た列車の中で落ち込んでいると、ドイツ人の夫は「ダイジョウブ!きっとボクたちの電車は頑張って速く走って遅延時間を短縮するよ。それで乗り継ぎ駅の次の列車もきっと遅れるから間に合うし、そうなるとスイス・バーゼル発の列車にもちゃんと乗れるよ!」と言うのです。

 夫のナゾ予言(?)を半信半疑で聞いていましたが、結局は夫の言う通り、ケルン発の列車は20分遅れから6分遅れに縮まり、そして乗り換え駅での次の列車は20分遅延していたので、無事乗り換えに間に合い、スイスのバーゼル駅にも20分遅れで到着、そこからスイス鉄道で無事帰宅できたのでした。



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