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マリア・ガドゥのコンサートで手話をする男性
ブラジルでは５、６年前から、より影響力の大きい政治や宗教などの活動の場で、テレビ放送では当然の事として、また公的なリアルな場でも大抵手話が講演会に付いています。
さらに、講演会だけではなく、有名ミュージシャンのコンサートで手話が同伴していることがあります。これまでも時々、ビデオ上の音楽ショーで手話がついているのは目にしたことがありましたが、初めてリアルに目の前で拝見すると、それは手話もアーティスティックなダスを見ているようなアート表現です。
８月１４日の夜にサンパウロ市立の芸術入門学校（ＥＭＩＡ）で開催されたブラジルの著名ミュージシャンのマリア・ガドゥさんのコンサートでも、２人が交代で彼女の歌の歌詞に合わせて表情豊かに手話を披露していました。
【参照ビデオ】
https://drive.google.com/file/d/1hXF8cLRewLKPO1x4PRM6lSILp6BSRnoA/view?usp=drivesdk
マリア・ガドゥのコンサートで手話をする女性
この日の公演は、マリア・ガドゥさんが同校の卒業式であるということから、同校の青少年のオーケストラ楽団が彼女の歌に伴奏するという発表会でもありました。
著名なミュージシャンと共演できるということで児童たちもとてもエキサイトしている様子で、最後にはサインをもらって喜ぶ姿も見られました。
ブラジルは政治経済面で計画倒れとなったり、格差社会や治安面でネガティブな国際データが公表されたりすることがあります。火のない所に煙が立たないのも事実ですが、文化・福祉の面においては、Ｇ７の国々以上に世界の先進国といえる場面が多々あります。教育においても、自由な空気が捉え方次第で功を奏している面があると感じられる部分もあり、ブラジルの懐の深さと大国の余裕と豊かさから来る優しさを有名ミュージシャンのコンサートからも感じられる瞬間です。
ブラジルの著名ミュージシャンのマリア・ガドゥ
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