メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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世界の社食から

2015.10.01 up

 先日、グアダラハラ市内の電子機器部品を生産する工場に行く機会がありました。
 ちょうどお昼時に、「ぜひうちの社食(社員食堂でどうぞ)」と呼ばれたので、いそいそと行ってきました。

 1日3交代で24時間稼働するこちらの工場では、総勢800人あまりが勤務をしており、食事の時間もそのシフトごとに決められています。
 私はマネージャークラスの方たちと一緒だったので、午後1時からの食事となりました。

 食堂は広く、目視でおよそ200平米ほどのひろさがあり、外からの明るい光も入る清々しい雰囲気です。
 女性の労働者が多いこともあってか、室内に数台あるテレビではテレノベラ(昼メロ)が流されています。

 入り口の反対側には6ー7台の電子レンジ、シフトと部署ごとに分けられているお弁当置き場、大型冷蔵庫、自動販売機もあり、話を伺うとお弁当派社食派は2:8程度だそうです。
 


ひろびろ、騒がしくない食堂でリラックスできそうです

ひろびろ、騒がしくない食堂でリラックスできそうです

 社食入り口にある受取カウンターで、まず社員証をスキャン。
 本人写真とともに「召し上がれ」の文字。これで、誰がいつ社食で食べたか管理できるわけですね。

 社食メニューの自己負担はUSD$1($1=?120, $16ペソ)。食べた回数の残りを会社が福利厚生の一部として支払い仕組みです。


社員証をスキャンして、食事を受け取ります

社員証をスキャンして、食事を受け取ります

 さあ、気になるメニュー。

 初日のメニューは「ホットドッグ」。
 メキシコ人の(特に若い人)が小腹が空いた時に手軽に食べる人気メニュー。夜食としてもよく登場します。
 ふわふわのパンに茹でたソーセージ(主に七面鳥の肉を使用した、日本の魚肉ソーセージのような食感)を乗せ、お好みでケチャップ、マスタード、メキシコ人がマヨネーズ代わりに多用するサワークリームをかけます。

 サイドディッシュに、コールスローサラダ、こちらでは「スープ代わり」のライス、飲み放題のハイビスカスジュース。
 
 市販の商品で作ったことを前提に原価計算すると、どんなに高く見積もっても$15ペソ。ということは、個人負担はほぼ0になるわけです。


ホットドッグの日、でした

ホットドッグの日、でした

 翌日は、煮豆(フリホーレス)を乗せたタコスの日。

 薄く小さめのトルティージャ二枚重ねの上に、お肉と、シラントロ(パクチー)、玉ねぎ、各種サルサをお好みでかけます。こちらも同じく、ハイビスカスジュースが付いてきます。
 街角のタコス屋さんでこのクオリティを4つ食べると、どんなに高くても$24ペソ。ちょっとだけ自己負担ですね。

 でも、作る手間を考えると、楽なのかもしれません。

 


今日はタコスの日

今日はタコスの日

 ただ、大柄男性にはちょっと物足りない量かな?と心配もします。そこはメキシコ人。食べることに手抜きはしません。だいたいの人が朝10時に軽食をデスクなどで取り、帰宅は5ー6時なので、空腹で仕事が手につかないということにはならなさそうです。


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