ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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 ブラジルが世界に誇る祭典、カーニバルが近づいた。今年は3月1日から4日までの4日間。しかし、近年、馬鹿騒ぎを嫌い、期間中に高級ホテルのプールサイドで日光浴をしたり、海や山へ逃避したりする人が急増中なのだ。一体、なぜなのか。
 一口に言えば、カーニバルが「参加型」から「見物型」に移行し、庶民から離れて観光客向けのショーになったのが最大の原因だろう。


 諸外国にテレビで紹介される有名なリオやサンパウロのディスフィーレ(サンバ隊の行列)は各クラブの競演で、一般市民はその優劣にあまり興味を抱かない。高さ5メートルを超える大規模な山車と、その前後を練り歩く500人ほどの色彩豊かな衣装には目を奪われるが、サンバのステップを踏むのは先頭のプロの踊り子が主。楽隊が奏でる歌と音楽は一本調子で斬新さがない。


 筆者が学生時代にリオの日系企業で実習したときは、住まいの近くや路地、広場で初めて会ったブラジル人と共に未明までサンバのリズムに酔いしれた。打楽器も、あるのはタンバリンだけ。棒切れや櫛、コップやスプーン、マッチ箱を使って一緒に演奏した。翌朝、気だるさと爽快感に浸った思い出がある。今は昔の話だ。


 ただ、現在も参加型のカーニバルは地域の都市に生きている。お勧めは東北ブラジルのサルバドール、北部のマナウスだ。町中が市民であふれ活気がある。


 クリスマスから年始、カーニバルまでブラジル人の勤労意欲は精彩を欠く。本格的に動きだすのは2月中旬からか。目前に迫った6月W杯の開会式、未完成のスタジアムを見上げた世界サッカー連盟のスタッフとブラジル側工事関係者の会話。
 「全部出来上がっていない。どうしてくれる!」、「まだ3か月もある。何とかなるさ」


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  • 1 コメント

1 - Comments

かなやより:

2014 年 03 月 01 日 17:18:47

世界的なイベントにも、いろいろ裏事情はあるようですね。個人的には、本場の雰囲気をぜひ一度、味わってみたいと思っています。

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