サンパウロ市の第43回餅つき祭りで、弱者優先のブースで餅の入った袋を受け取る人
2013年も終わりを迎える12月31日、サンパウロ市の東洋人街のリベルダーデ地区では、今年も海外で世界最大規模とも言われる餅つき大会が開催されていました。主催しているのはリベルダーデ商工会という団体です。
今年の餅つき大会は第43回目。お祭りの目玉は、広場で餅をつくデモンストレーションのほか、紅白の餅が1個ずつ入った袋とお雑煮が無料で振る舞われることです。
今年は、数日前から用意された約2万個の餅が午前中に配られたということで、列に並ぶと、一度に1人2袋もらうことができたので、単純に計算しても5000人以上に配られたことになります。
名物の餅つきのデモンストレーションも人だかりに囲まれた第43回餅つき祭りで
餅やお雑煮をもらう長蛇の列は年々長くなっているように見えます。単なる東洋人街のイベントを超えて、サンパウロ市の名物イベントと言って間違いはありません。
近年は噂を聞きつけて、たくさんの人がポルトガル語で「ツキの玉」と称される餅をもらいに長蛇の列に並ぶのが風物詩です。
列に並ぶと確実に前に進んでいけますが、夏の日差しが降り注ぐサンパウロの町中で、暑い中50メートル、時に100メートル近くまで伸びた行列で待ち並ぶのは大変という人もいます。
そんな事情を配慮して、今年は初めて餅、お雑煮を受け取るそれぞれの場所に、「弱者優先」のスペースが設けられ、別の列が延びるようになっていました。高齢者や子連れには嬉しい心遣いです。
餅やお雑煮を受け取るための長蛇の列
ブラジルは公共交通機関をはじめ、列ができるような場所では、必ず弱者に配慮されたルールが設けられているか、弱者に配慮した行動を自然にとる人が常識的に存在しています。
「ツキの玉=餅」をもらうサンパウロの名物イベントで、高齢者や妊婦、赤ちゃん連れなどには思いがけずツキが回ってきたような瞬間です。
無料で振る舞われたお雑煮を食べるブラジル人女性たち
鏡割りの後、乾杯する第43回餅つき大会を主催したリベルダーデ商工会の関係者や後援者のメンバー
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2 - Comments
道下より:
2014 年 01 月 15 日 12:58:06
雑煮…まさに世界無形文化遺産に登録された「和食」の代表格でしょう。それにブラジルの方々が長蛇の列とは驚きです。日本食を誇りに思うポートです。
大浦より:
2014 年 01 月 17 日 03:50:59
道下さま
ほんと、年々行列が定着している感じです。今は日本人移民の一世が中心になって頑張ってくれていますが、高齢化は避けられず、もしかして今が一番全盛期なのかなとふと思うことがあります。それは寂しいですよね・・・いずれにしても、日本国内であっても衝撃を受けるほどいろんなお雑煮があって面白い文化だなと思います。
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