ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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ブラジル東北部(ノレウデステ地方)に縁がある各種ガラナ飲料。「マラニョン(州)の味」というような宣伝文句の付いた「Jesus」というブランドやノルデステ地方に多い果物カジュー(カシューナッツが取れる植物)のエキスが入っているイメージの「サン・ジェラルド」

ブラジル東北部(ノレウデステ地方)に縁がある各種ガラナ飲料。「マラニョン(州)の味」というような宣伝文句の付いた「Jesus」というブランドやノルデステ地方に多い果物カジュー(カシューナッツが取れる植物)のエキスが入っているイメージの「サン・ジェラルド」

 ブラジルが世界に誇る清涼飲料水といえばガラナです。日本では北海道なら今もおなじみかもしれません。ブラジルでは食事中のお茶感覚で飲むような人が珍しくありません。

 アマゾン地方原産のガラナの果実が原料となっているガラナ飲料は、ブラジル全土で多種多様なブランドが販売されています。

 サンパウロの一般のスーパーでは、コカ・コーラやアンタルクチカ、シンカリオールなど、大手企業が生産するガラナ飲料が圧倒的に大きなシェアを占めているようで、一般の商店では陳列棚にそれらの会社ブランドのガラナ飲料が最も多く並んでいます。


サンパウロ市内で日本食品店に隣接するノルデステ地方の食材も販売する青果店

サンパウロ市内で日本食品店に隣接するノルデステ地方の食材も販売する青果店

 サンパウロ市には世界各国からの移住者や短期滞在者とともに、広いブラジルの中でもブラジル東北部(ノルデステ地方)から多くの人が移り住んで生活しています。

 ノルデステ地方は同じブラジルといっても、サンパウロからでは日本の東京から中国内陸部に行くような地理的距離があり、文化的にも異なる部分があります。

 サンパウロ市にはノルデステ地方出身の人々に需要があるためか、ノルデステ地方専門の食材店も少なくありません。

 そんなノルデステ食品店で、ノルデステ地方で飲まれているというブランドのガラナ飲料が販売されていました。サンパウロにしか生活していない人にとっては、なじみの薄いブランドです。

 例えば、「マラニョン(州)の味」というような宣伝文句の付いた「Jesus(イエスの意)」というブランドやノルデステ地方に多い果物カジュー(カシューナッツが取れる植物)のエキスが入っているイメージの「サン・ジェラルド」というようなブランドが販売されていました。サンパウロ市内では主力のブランドではありません。
 
 「Jesus(イエスの意)」は鮮やかな透明のピンク色をしていることで知られ、ペルーの蛍光の黄色をしたインカ・コーラに対応するような色合いです。


スーパーに並ぶブラジルを代表するガラナ飲料のブランド、アンタルクチカのガラナ飲料。左はアサイ入りのガラナ

スーパーに並ぶブラジルを代表するガラナ飲料のブランド、アンタルクチカのガラナ飲料。左はアサイ入りのガラナ

 ノルデステ地方発のガラナ飲料は、ブラジル国内の商品でも運送費がかさむためか、サンパウロ市で主なガラナ飲料のブランドよりも値段が少し高くなっています。それでも、毎日帰るわけにもいかない遠い郷里の味を懐かしいと感じる人は思わず購入してしまうかもしれません。

 ガラナ飲料はブラジル各地にご当地ブランドがあることは聞いていましたが、ブラジルのガラナ飲料といっても、ブラジル国内の出身地によってさらに親しみを感じるガラナのブランドと味は人によって異なる事もあるという奥深さです。


サンパウロを代表するガラナ飲料ブランド「イトゥバイーナ」

サンパウロを代表するガラナ飲料ブランド「イトゥバイーナ」


2012年に日本で発売された本『ブラジル・カルチャー図鑑』に写真で紹介されているブラジルで販売されている様々なガラナ飲料のブランド

2012年に日本で発売された本『ブラジル・カルチャー図鑑』に写真で紹介されているブラジルで販売されている様々なガラナ飲料のブランド


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  • 3 コメント

3 - Comments

いとうより:

2013 年 08 月 06 日 11:16:20

そういえば、ガラナの飲み物は本州ではあまり見かけません。

ちょっと、ネットで調べてみたら、コーラに対抗して製造されたらしく
コーラの販売が北海道では遅れたため、いまでも根強く残っているとか…

本当なのでしょうか?

道下より:

2013 年 08 月 06 日 18:21:44

子どもの頃、コーラの味も衝撃的でしたが、ガラナも電撃的な味でした。ブラジルでは国民的飲料なんですね。そういえば、昨日我が家の息子がガラナを飲んでいました。どうも我が家では夏休みの定番飲料のようです。

大浦より:

2013 年 08 月 06 日 18:35:30

〉いとうさま
 日本のガラナ史は北海道が長いようですね。いま、50から60代の身近な北海道出身の人たちは、子供のころに誕生日パーティーで飲んでいた、と言って、ブラジルでもガラナを見ても特別珍しいものと感じず懐かしかったということです。本州出身の者にとっては、ガラナ体験はブラジルが初ということが多いですよね。
 日系ブラジル人などが働いている地域では、ブラジル食材店やコンビニなどでも販売しているのを見かけたことはあります。北海道が根強く残っている理由はよく分かりませんが、インターネットで販売模様をうかがうと確かに北海道ではブラジル並みとは言いませんが、いろんなブランドが出てきているのが興味深いところです。広い土地にはガラナが似合うのかもしれませんね!
 ちなみに、北海道のガラナの味はブラジルの「イトゥバイーナ」(写真4枚目)だと、日本に旅行に行った日系2世の人やブラジルに移住した北海道出身の人が言っています。

〉道下さま
 日本でもガラナが親子で受け継がれているのですね!ブラジルでもコーラが優勢になってきているようにも見られますが、ガラナもまだまだ売れ筋の清涼飲料水です。暑い国、暑い時期にはガラナはいいですね。個人的にはコーラとガラナがあったらガラナ派です。

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