ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロの公立のフルート教室の子どもたちの発表会の様子

サンパウロの公立のフルート教室の子どもたちの発表会の様子

 1月に一年の授業が開始するブラジルでは、6月いっぱいで前期が終了し、7月は冬休みになります。前期の授業の成果を発表するために、サンパウロ市が運営する小学校高学年向けのフルート教室では6月に発表会が行われていました。

 フルートやピアノなど音楽発表会というと、日本ではいつもと違う衣装を着て、保護者も着飾っていたというイメージがあったのですが、ブラジルの音楽発表会やコンサートはほとんど気取った雰囲気がありません。

 発表会当日の子どもたちの服装の指定はなかったものの、当日、集まった子どもたちや先生を見てみると、申し合わせたかのように皆ジーンズでラフな服装です。鑑賞に来ている保護者などもいつもと何も変わらない服装です。

 お雛様のように着飾って発表会に出る方が、恥ずかしい思いをしそうな状況でしたが、取り立てて人と比べることのないブラジルでは、着飾っていたらいたらでそれも良しというおおらかな空気が流れています。


サンパウロの公立のフルート教室の先生の発表会の様子

サンパウロの公立のフルート教室の先生の発表会の様子

 ブラジルではどの楽器を演奏するとか上手い下手ではなく、音を楽しむのが何よりも基本的な姿勢です。その音が心と一致しているのが究極に求めるところだと思います。

 上手く説明するのは難しいですが、教え方にもそのような性質が如実に表れています。音楽教室に通うといいながら、音楽を通じてコミュニケーションを楽しむといったことも一つの目的になっているようなフルート教室です。

 サンパウロでは時々路上で様々な楽器を演奏している人がいます。フルートやヴァイオリンといった楽器は、ボヘミアンやジプシーの七つ道具とは言いませんが、万人の心を時に慰め、豊かにする日常生活の延長上にある物という感覚が、路上のメロディーからも伝わってきます。


サンパウロのメトロの構内でフルートとカヴァキーニョを演奏する男性たち

サンパウロのメトロの構内でフルートとカヴァキーニョを演奏する男性たち




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