ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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飲食店の炭火焼肉機で焼くために通称アッサ・ラッピドで牛肉と調味料を包んで串刺しにした状態

飲食店の炭火焼肉機で焼くために通称アッサ・ラッピドで牛肉と調味料を包んで串刺しにした状態

 「そんなものを火であぶって大丈夫なの?」
と、初めて見る時には思わず疑問を持ってしまう風景があります。

 サンパウロでは、飲食店ならではの大きなシュラスケイロ(ブラジル式バーベキュー機)を使って、鶏一羽や牛、豚の体の各部位を塊のまま鉄製の串に刺し、焼いているお店があちらこちらにあります。

 そんなお店で、主に牛肉が透明のサランラップのようなもので巻かれ、炭火焼されている光景があります。思わず
「燃えないの?溶けないの?」
と心配になってしまいます。

 よく見ると、透明の巻いたものはセロハンのように見えます。素材はポリエステルです。サンパウロのスーパーの陳列棚では『アッサ・ラッピド(Assarápido)』という商品名で知られ、サランラップやアルミホイルと一緒に並んでいます。


通称アッサ・ラッピドと調味料がセットになった商品(チキン用と牛肉用)

通称アッサ・ラッピドと調味料がセットになった商品(チキン用と牛肉用)

 肉屋さんに尋ねると、このアッサ・ラッピドはもちろん燃えることもなければ溶けることもないと言います。肉をグリルする時には短時間で味がしみ込み柔らかくなる効果があるという事です。

 アッサ・ラッピドは家庭用の商品で、シート状と袋状の商品が販売されています。家庭のガスオーブンで肉料理をする場合は、短時間で味がしみ込み柔らかくなる事に加え、肉汁や油でトレーを汚さなくてもすむため、片付けが簡単というメリットも挙げられています。

 アッサ・ラッピドは1992年から販売されている商品ということで、確かにここ10年くらいで肉料理で使われるのを徐々に見かけるようになりました。

この4月からは、近所のスーパーなどで販売されるグリル用の肉の調味料に、調味料とセットで袋式のアッサ・ラッピドが付いた商品が登場するようにもなりました。

 家庭のガスオーブンやシュラスコ(バーベキュー)でアッサ・ラッピドをよく使うという人はまだ少ない気がしますが、これからより一層ブラジルの台所に浸透していくのかもしれません。


通称アッサ・ラッピドと調味料を使ったチキングリルの調理法の説明

通称アッサ・ラッピドと調味料を使ったチキングリルの調理法の説明


スーパーで販売されるシート状と袋状の『アッサ・ラッピド(Assarápido)』

スーパーで販売されるシート状と袋状の『アッサ・ラッピド(Assarápido)』


袋式の『アッサ・ラッピド(Assarápido)』の説明

袋式の『アッサ・ラッピド(Assarápido)』の説明


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