メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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例年より早めの春

2013.03.18 up

 日本では
「2月は逃げる  3月は去る」
 といいますが、メキシコでは
Febrero loco, y Marzo otro poco(二月は狂ったようで、三月もすこしだけ変)

などと言います。

 基本、10月半ばより5月末あたりまでは「乾季」で、ほとんど雨の降らないメキシコ中部ですが、今年は違う!

 例年、1月後半から2月にかけて、冷たいしとしと雨の数日があるのですが、今年は昨年12月29日から1月2日にかけて、冷たい暗い雨が続きました。
 この地に長くお住まいの方いわく、30年で初めて、とのこと。
 一ヶ月ほど、早かったのです。

 暖かい日も早くおとずれ、こちらで「春をつげる花」の代名詞、黄色のプリマベラ、紫のハカランダも、例年より3週間ほど早く咲き始めています。(記事を書くのが遅れてしまったのですが、2月中旬より咲いています)

 個人的にも記録的な超多忙の日々が続き、一ヶ月、グアダラハラの様子をお伝え出来なかった間に、あっという間に春本番です。


こちらがプリマベーラ。

こちらがプリマベーラ。

 目にも鮮やか、観ているだけでわくわく元気になっちゃうこの花はプリマベーラ。乾季に、すっかり葉を落として丸裸になった木が、暖かくなると突然、その存在をみんなにアピールするかのように、黄色の花をこれでもか!と盛りだくさんに咲かせます。花が咲くまで、そこにいることを忘れてしまっていたのですが、ものすごい存在感。圧倒的な原色の花で、信号が変わるように突然、咲き出します。そういえば、ああ、咲き始めたな、などという2分咲き、5分咲きの状態を観た事がありません。観るのはいつも「100%ばりばり咲いてまっせ!」の状態。


通るのも楽しくなるってもんです。

通るのも楽しくなるってもんです。

 そして、「メキシコのサクラ?的な」春の花として有名な紫のハカランダ。黄色の超元気印プリマベーラとは対照的に、観ているととても落ち着く、エレガントな気分の紫の花は、入れ替わり咲いては散るもので、足下には先に散っていった紫の花がはらはらと落ちています。


高貴な色ですね〜

高貴な色ですね〜

 と、お次は「花」ではないのですが、その後のもの。花は観た事がないのですが、一度観たら忘れられない「実?」がついているのがこちら。
 木の名前はCeibaセイバといい、アケビやアボカドに似た形状の実をぶらぶらと付けます。実が熟して乾燥すると、中からもふもふとした綿毛がぽんっっと弾け、風に乗ってふわふわと舞っていきます。
 じつは、この木の名前が判明するまで、10人ほどのメキシコ人に聞いたのですが、皆一様に「ワタの木、でしょ?」と。おいおい、綿の木って腰ぐらいの高さで実も全然違うじゃない!と正解にたどり着くまで少々時間が掛かったのです。

 


綿みたいですが、綿の木ではありませんよ〜

綿みたいですが、綿の木ではありませんよ〜

 中身は奇麗な純白、柔らかな「綿」で、これは昔、マットレスとして詰め込んだり、枕やお人形の中身などに使用していたとのこと。マヤの時代から尊重され、開墾時にもその木は倒されずに大切にされていた、とのこと。

 広い世界、春に咲く花はそれぞれ違うけれど、でも「春だな~」と感じる花は地域毎にあるのです。


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