日本では
「2月は逃げる 3月は去る」
といいますが、メキシコでは
Febrero loco, y Marzo otro poco(二月は狂ったようで、三月もすこしだけ変)
などと言います。
基本、10月半ばより5月末あたりまでは「乾季」で、ほとんど雨の降らないメキシコ中部ですが、今年は違う!
例年、1月後半から2月にかけて、冷たいしとしと雨の数日があるのですが、今年は昨年12月29日から1月2日にかけて、冷たい暗い雨が続きました。
この地に長くお住まいの方いわく、30年で初めて、とのこと。
一ヶ月ほど、早かったのです。
暖かい日も早くおとずれ、こちらで「春をつげる花」の代名詞、黄色のプリマベラ、紫のハカランダも、例年より3週間ほど早く咲き始めています。(記事を書くのが遅れてしまったのですが、2月中旬より咲いています)
個人的にも記録的な超多忙の日々が続き、一ヶ月、グアダラハラの様子をお伝え出来なかった間に、あっという間に春本番です。
こちらがプリマベーラ。
目にも鮮やか、観ているだけでわくわく元気になっちゃうこの花はプリマベーラ。乾季に、すっかり葉を落として丸裸になった木が、暖かくなると突然、その存在をみんなにアピールするかのように、黄色の花をこれでもか!と盛りだくさんに咲かせます。花が咲くまで、そこにいることを忘れてしまっていたのですが、ものすごい存在感。圧倒的な原色の花で、信号が変わるように突然、咲き出します。そういえば、ああ、咲き始めたな、などという2分咲き、5分咲きの状態を観た事がありません。観るのはいつも「100%ばりばり咲いてまっせ!」の状態。
通るのも楽しくなるってもんです。
そして、「メキシコのサクラ?的な」春の花として有名な紫のハカランダ。黄色の超元気印プリマベーラとは対照的に、観ているととても落ち着く、エレガントな気分の紫の花は、入れ替わり咲いては散るもので、足下には先に散っていった紫の花がはらはらと落ちています。
高貴な色ですね〜
と、お次は「花」ではないのですが、その後のもの。花は観た事がないのですが、一度観たら忘れられない「実?」がついているのがこちら。
木の名前はCeibaセイバといい、アケビやアボカドに似た形状の実をぶらぶらと付けます。実が熟して乾燥すると、中からもふもふとした綿毛がぽんっっと弾け、風に乗ってふわふわと舞っていきます。
じつは、この木の名前が判明するまで、10人ほどのメキシコ人に聞いたのですが、皆一様に「ワタの木、でしょ?」と。おいおい、綿の木って腰ぐらいの高さで実も全然違うじゃない!と正解にたどり着くまで少々時間が掛かったのです。
綿みたいですが、綿の木ではありませんよ〜
中身は奇麗な純白、柔らかな「綿」で、これは昔、マットレスとして詰め込んだり、枕やお人形の中身などに使用していたとのこと。マヤの時代から尊重され、開墾時にもその木は倒されずに大切にされていた、とのこと。
広い世界、春に咲く花はそれぞれ違うけれど、でも「春だな~」と感じる花は地域毎にあるのです。
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タグ:春、ハカランダ、花
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