ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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325人以上の死者を出した1月27日の火災事故を受け、1月29日にサンパウロでは半旗にされていたブラジル国旗

325人以上の死者を出した1月27日の火災事故を受け、1月29日にサンパウロでは半旗にされていたブラジル国旗

 ブラジルのリオグランデドスル州サンタマリアで1月27日(日)に発生したナイトクラブの火事は、325人以上の死者を出したという被害の大きさと特異な事故原因から、世界中のメディアで報道されていました。

 死亡者の数が発表された直後、1月29日(火)には、サンパウロの街中に掲げられているブラジル国旗はほとんどが半旗となり、国全体に悲しみのムードが広がっていました。ブラジルでは国で重大な死亡事故などがあると、街中の目立つブラジル国旗をはじめ、公的な旗が半旗になります。


サンパウロの劇場の舞台で天井に届きそうなくらいの火を噴く演技をする役者

サンパウロの劇場の舞台で天井に届きそうなくらいの火を噴く演技をする役者

 今回の火災事故は、陽気でお祭り好き、サプライズで人を喜ばせるのが大好きなブラジルの良い面が、注意を怠ったために悲劇を生みだしたと言えそうです。

 ブラジルの人々がこのニュースをどう捉えたかは人それぞれです。それでも、日本的な視点でブラジル的な火の取り扱い方を見ていると、いつ火事が起きてもおかしくないような気のすることがあります。

 例えば、日常的なことでいえば、ブラジルの人々は短時間でも長時間でも外出する時にガスの元栓を閉める習慣がありません。ブラジルの家は隙間が多いから心配ないとも聞きますが、慣れるまでは心配でした。

 誰でもというわけではありませんが、寒い時に、ガス台の火を全部つけて、部屋を閉め切って室内を温めている人に遭遇したことがあります。


都市ガスの元栓。ブラジル人からはガスの元栓を閉めて外出する話を聞かない

都市ガスの元栓。ブラジル人からはガスの元栓を閉めて外出する話を聞かない

 誕生日の時には、ケーキ用の安全なものとされていますが、室内で火力の大きな花火をケーキにさして点火する人がいます。火事になるのではないかとひやっとさせられることがあります。

 劇場の狭い舞台では、天井まで届きそうなほどの火を噴く白熱の演技をする役者を見たことがあり、火事にならないのが不思議に思うような驚きの舞台でした。

 住宅密集地帯で、年末年始やクリスマス、ひいきのサッカークラブが優勝した時に打ち上げられる花火も心配になります。火事に到らなくても、窓を開けていたら家の中に花火が飛んでくるのではないかという勢いがあります。

 燃えるような感情を、まさしく燃える火を利用して表現するのが珍しくないブラジルですが、火の取り扱い方は注意深くなるに越したことはないです。


住宅密集地帯で打ち上げられる花火

住宅密集地帯で打ち上げられる花火


誕生日ケーキの花火に火をつけた時

誕生日ケーキの花火に火をつけた時


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