ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

前の月へ

2025.11

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

12月10日に行われたサンパウロ州立学校(基礎教育5年生)の卒業式

12月10日に行われたサンパウロ州立学校(基礎教育5年生)の卒業式

 ブラジルの12月は卒業式の季節です(現在のブラジルは、学校の新年度は1月に始まり、12月に終わります)。

 卒業の日に、感極まって涙する子供や親を見かけるのはブラジルも日本も同じなのですが、とても気になる大きな違いがあります。写真を撮影する保護者の姿です。

 小中学校、幼稚園を問わず、ブラジル社会の底辺を支える一般庶民が通うサンパウロの公立学校の卒業式で、それは特に顕著です。


サンパウロ州立学校(基礎教育5年生)の卒業式で歌を歌う児童を取り囲んで撮影する保護者たち

サンパウロ州立学校(基礎教育5年生)の卒業式で歌を歌う児童を取り囲んで撮影する保護者たち

 子どもたちが巣立ってゆく一生に一度の各年齢での晴れ舞台。子どもが舞台に立つなり、スーパースターでも登場したかのように、多くの保護者がとにかく後ろにいる人や隣の人はお構いなしで、我こそはと子供に近づいてシャッターチャンスを狙います。

 子どもたちが歌ったり演技をしたり、先生が話している言葉はどこえやら。まさに「撮りたい!!」という感情のままに行動する人が目立ちます。

 ついつい「日本なら絶対にこんな保護者はあり得ない」とか、さもなければ「先生が即座に注意するか、事前に式典中のカメラ撮影は控えてください」、といった呼びかけがあることが思い浮かばれます。


公立保育園の卒園式で園児の演技中に熱心に撮影する保護者たち

公立保育園の卒園式で園児の演技中に熱心に撮影する保護者たち

 日本の感覚ではありえない、我れ先にと我が子の卒業式の晴れ舞台を撮影する熱烈な保護者たち。先生たちも特に注意することなく、親たちの喜びの感情を優先するといった大らかな姿勢です。

 さらにブラジルの公立学校の卒業式で他に気になることといえば、保護者も普段着が目立つということと、国歌を先生も保護者も子供もかなりしっかりと歌うということです。


2013年にブラジルの初等教育5年(日本の小学校)を卒業するサンパウロ州立学校の児童たち

2013年にブラジルの初等教育5年(日本の小学校)を卒業するサンパウロ州立学校の児童たち


サンパウロ州立学校の卒業式に参列する保護者たち

サンパウロ州立学校の卒業式に参列する保護者たち


レポーター「大浦 智子」の最近の記事

「ブラジル」の他の記事

  • 744 ビュー
  • 2 コメント

2 - Comments

かなやより:

2013 年 12 月 28 日 17:44:17

我が子の晴れ姿を撮りたいという気持ちは、どこの国も同じですね。それを熱烈に表現するか、ルールのもとで行うのか、そのあたりがお国柄なのでしょう。

oouraより:

2013 年 12 月 28 日 18:32:27

〉かなやさま
 ほんっと、お国柄という言葉がぴったりです!!

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives