台湾観光協会が発行している日本語版の刊行物
昨年12月18日に、台湾観光協会(以下、観光協会)69周年記念総会が行われました。会場は、2年連続で圓山大飯店の12階にある大宴会場。昨年のようにカメラを事前に登録しないといけないような厳しい警備はなく、落ち着いた雰囲気でした。
違ったのは同時通訳の音声が聞ける装置を配布していた受付があったこと。「(英語くらいなら)何とかなるから、ま、いいか」と思っていた私は受け取らず、あとで泣きを見ることになりました。
展示された学位論文
会場が圓山大飯店に移り、これまでよりも空間が広くなったこともあってか、自由度が上がり、来場者を楽しませるようなものを設けたり、観光協会のPRコーナーを設けたりして、飽きの来ないよう工夫をしていました。来賓による基調講演が軸になっている総会なので、座学の時間が増えがちな空間では貴重なガス抜きの存在になっているようです。
昨年から、観光協会が設けた奨学金制度があり、「観光研究」、「台湾の旅に欠かせないもののショートムービー制作」の2部門があります。その2部門で、入賞した学生たちの表彰も行われました。上の写真の論文を執筆した学生さんから、たまたま声をかけられ、話をしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大予防で行動制限が多くあった時期に、調査や資料の収集が中断することが多くあり、論文執筆の計画を立てても、思うように進まなかった苦労話を聞きました。
旅行する時の人数の割合
今回の基調講演は、旅行データ分析会社FowardKeysのインテリジェンスとマネジメントディレクターのオリバー・ポンティ氏、韓国文化観光研究院で観光研究本部長の李元熙氏の2人でした。
オリバー・ポンティ氏は「数的根拠を用いた旅行における台湾のグローバル競争力と吸引力」というテーマで30分ほど講演しました。出てくるデータは全部英語表示でしたが、どうにか理解できました。
その中で、興味深いデータは上の写真で、「過去12カ月の台湾、日本、タイで海外(国外)旅行する際の人数の割合」というものです。特に一番下の濃い青で表示されている個人旅行の割合が、台湾の場合40%と、日本の26%、タイの29%より高い傾向にあるということですが、日本に来ている台湾人観光客の多くは、この傾向が強いでしょうか。
日本は、カップルと3~5人の家族規模の旅行者の割合が31%と同じ比率なのがおもしろいところです。日本国内のホテルの部屋設定がどうなっているか気になるところでもあります。
韓流の歴史
その次に講演した李元熙氏のスピーチは、全部韓国語で、何を言っているかほとんどさっぱり分からない状態に陥りました。この時、はじめて同時通訳の音声が聞ける装置を配っていた理由を知り、「やらかした感」というのがものすごく出てきました。
上の写真のように、漢字の表示が出てくれば、理解の助けになるので良い方です。
英語とハングルの組み合わせ
上の写真のように、ハングルが出てきてしまうと、ぼーっと見ているしかない状態でした。ハングルは日本にいた頃、本を買ってEテレやラジオのハングル講座で独学していましたが、パッと見てそれが何か理解できるほどではなく、私のはじっくり文字を見ながら口に出して音読して意味を探っていくやり方なので、途中で画面が変わってしまうことが頻発しました。
そのため、途中から本当に何を言っているのか、さっぱり分からなくなりました。
こうして韓国語のスピーチは終わりましたが、画面を全部撮影し、タイトルにある「Kーカルチャーと大衆文化によって韓国にひきつけられる外国人観光客の分析ー政策の制定とグローバルコマーシャルの視点から」を理解できるように努めました。
整理してみると、日本で「韓流ブーム」が起きた2000年代のことも、韓流ドラマが流行したことで、そのロケ地を訪問する旅行(今だと「聖地巡礼」という言葉もあります)が大人気だったことにも触れられていました。
基調講演は、招待客がお帰りになる比率が高く、また招待された大学生がうつむきがちになるものですが、じっくり聞いていると色々おもしろいことが分かるので、今後もしっかり聞きたいと思いました。
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