スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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過去の血液センター主催のランニング大会より(1)

過去の血液センター主催のランニング大会より(1)

 毎年、血液センターの主催で行われているランニング大「blodomloppet」毎年、大勢のランナーで賑わっていますが、今年は新型コロナの影響で、このランニング大会も「ディスタンス」で行われることになりました。

 例年は4~5月に行われますが、新型コロナのため8月末~9月(ウメオでは9月7日)に延期したものの、未だ収束しない状況ですので、ディスタンスでの実施となったそうです。

 「ランニング大会をディスタンスで!?」
どのように行うのか想像しがたいものですが、要領は次のようになっています。

 参加料を支払い申し込むと、オンラインで参加者登録され、家または団体(2ー50人まで)に、参加キット(ゼッケン、ロゴ入りTシャツ、参加賞のメダル)が送付されます。

 そして、各地域で所定された日に、送付されたゼッケンをつけて所定距離を走ります。ディスタンスなので、スタート地点は何処からでも可能、自宅から、会社からなど、各自決めることになります。

 所定距離とタイムは、アプリで計測し、その結果を主催者にランニング後に報告することになります。メダルやゼッケンを付けた写真も合わせて送付することが推奨されています。

 タイムは登録されますが、表彰式などは今年はしないとのこと、他の参加者とすれ違ったら挨拶を交わし、例年とは違うかたちで市民でランニングを楽しむといった感覚で行われます。


過去の血液センター主催のランニング大会より(2)

過去の血液センター主催のランニング大会より(2)

 血液センター主催の大会ですから、ランニング大会の収益は献血者の処遇などの血液事業に用いられます。参加料は、大人200クローナ(約2300円)12歳までの子どもは半額。ディスタンスなので、今年の参加料は例年よりやや低めに設定されています。

 コースは、男女それぞれ5キロ、10キロのランニングコース、また5キロのジョギングコース、ウォーキングコース、12歳までの子どもコースが設置されています。


ウメオ市街に毎週来る献血バス

ウメオ市街に毎週来る献血バス

 新型コロナが続き大変な状況のなかでも、ランニングやジョギングは続けたい、市民一体となって楽しみたい、そして輸血を必要とする患者さんの役に立ちたいと思う気持ちは、変わらないことです。

 何らかの事情があって自ら実際に血液を提供できない方々でも、このような血液センター主催のイベントに参加することでも、血液事業に貢献することは出来ます。

 来年以降は通常通りのランニング大会が実施されることを祈りますが、「ディスタンスでのランニング大会」そういうアイデアもあるのかと感心したところです。




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