スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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野外映画館の会場。夜9時を回っていますがまだ明るいです

野外映画館の会場。夜9時を回っていますがまだ明るいです

 7月末は真夏だというのに急に寒くなり、気温が18~19度ぐらいに下がったこともあったので、スイスの夏はもう終わりかと思っていましたが、その後はまた上がってきてくれました。

 スイスの夏は日本の夏に比べ湿気が少なく、からっとしています。それでも家に冷房や扇風機がない家庭が多いからか、夏の野外イベントが多いような気がします。

 主に音楽イベントや、フェスティバル、そして野外映画館が人気なのですが、特に野外映画館はスイス各地で夏休みの間、長期間にわたり行われていることもあり、気軽に出かけることができるイベントの一つです。

 多言語国家であるため、地域によって言語がドイツ語やフランス語、イタリア語の吹き替えであったり、オリジナルの言語が英語や日本語など外国語であれば、フランス語とドイツ語の字幕が同時についていたりと、スイスらしいところもあります。


いよいよ上映です

いよいよ上映です

 映画が好きな私の友人は、夏の期間に行われる野外映画のプログラムをチェックして、見たい映画を今日はこの町、来週は隣の州…とぬかりがないようでした(笑)。

 私も先月、州都ベルンで行われていた野外映画館へ初めて行ってきました。映画館で鑑賞するのとは全く雰囲気もテンションも違います。ドリンクスタンドや屋台も出ていたりして、お祭りのよう。

 映画が始まったのは夜9時半。そうでないとスイスの夏は日が長いので、暗くなり始めるのをそれぐらいまで待たないといけないのです。上映開始の1時間ぐらい前から、屋台でワインやビールを片手に談笑していたり、お菓子やご飯を頬張っていたりする人たちも多くいました。すでに盛り上がっている様子(笑)。


映画が終了するともう深夜。早く帰ってベッドに直行

映画が終了するともう深夜。早く帰ってベッドに直行

 スイスの映画のもう一つの特徴は、映画の途中で“トイレ休憩”が入ること。映画のストーリーにのめり込んでいる中盤、突然ぶちっと映画が切れ「休憩時間」の文字がスクリーンにでかでかと出ます。毎回苦笑してしまいますが、野外映画館も例外なくお手洗い休憩がありました(笑)。

 こうして休憩時間も含めつつ、映画が終了したのは真夜中12時。夏とはいえ、夜が更けるとかなり冷え込むので、カーディガンやジャケットなどを持って行っていて良かったです。さらに日本ほどではないかもしれませんが、蚊の急襲に遭う場合があるので、私は蚊よけスプレーも持って行きました。結局使いませんでしたが、友人は血がおいしいのかかなり刺されていたようでした。

 開放的な気分で楽しかったので、気軽に楽しめる夏のイベントとしていい機会だと思いました。日本語の映画もたまに上映されているので、今度は邦画を見つけたらまた星空映画館に行ってみたいです。




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