台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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決勝で敗れ、悔し涙を流す孫思堯(スン・スーヤオ、2016年3月20日撮影)

決勝で敗れ、悔し涙を流す孫思堯(スン・スーヤオ、2016年3月20日撮影)

 台湾の高校バスケHBLで最も盛り上がり、集客力が高く、一番最後に行われる男子・決勝。以前紹介した一昨年の決勝(下記URLをご参照ください)から、3年連続で決勝に進出した台北市立松山高級中學(以下、松山高中)は昨年、残り3分足らずで1点リードという状況で、上の写真の孫思堯が倒された際に相手選手にボールをぶつけたことでテクニカルファールを取られ、流れが一気に変わり、逆転負けを喫しました。

http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201551316140

 


高國豪(ガオ・グオハオ)

高國豪(ガオ・グオハオ)

 この悔しい一敗から1年。松山高中は、1年生の時からチームをけん引している高國豪が3年生になり、彼中心のチームになっていきました。しかし、突出した選手1人で勝てるほど甘くなく、他の選手たちがしっかり経験を積み、戦力が底上げされることが最大の課題でした。加えて、ゴール下できっちり仕事をしていた身長202センチ、体重96キロの孫思堯が卒業したことで、ディフェンス力の低下が不安材料になっていました。


試合中の攻防

試合中の攻防

 それでも松山高中は、1次予選、2次予選とほぼ危なげなく全勝で勝ち上がり、2月の準決勝リーグを迎えました。しかし、最後の2試合で敗れ、ディフェンスと、1年から試合に出ている高國豪以外の選手の経験の差も露呈する格好になりました。

 それでも、5勝2敗の2位で決勝トーナメントに進出しました。


優勝決定の瞬間

優勝決定の瞬間

 決勝トーナメントの準決勝は、相手コーチが「気迫が自分たちを上回っていた」と振り返るくらいの猛攻で85ー56で勝利し、ディフェンスの不安を感じさせないほどでした。

 決勝の相手は、前年の決勝で敗れた新北市私立南山高級中學(以下、南山高中)。こちらは、準決勝リーグを全勝して決勝トーナメントに進出しました。試合内容は全くと言っていいくらい危なげないもので、事前の優勝予想でも多くの人が名前を挙げていました。


胴上げされる高國豪

胴上げされる高國豪

 迎えた決勝。序盤は両チーム一進一退の攻防が続きましたが、高國豪がフリースロー10本中10本成功、3ポイントシュート4本を含む38得点の活躍でチームを引っ張り、74ー62で松山高中が勝利し、優勝を決めました。

 高國豪は、この活躍でMVPを受賞し、上の写真のような胴上げの祝福も受けました。6月2日の卒豪式では、高校3年間の活躍(1年時は新人王とMVPを同時受賞)を学校から高く評価され、学業ではクラスで最高の成績を修めた卒業生が受賞する(台北)市長賞を受賞しました。

 報道によると、高國豪は NCAA(全米大学体育協会)のディビジョン1か2の大学の進学を希望しているそうですが、そうすると先にディビジョン1のゴンザガ大学へ進学し、昨年のNBAオールスターゲーム時に行われたバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズキャンプで一緒だった八村塁と、日台のバスケ界の未来を担う(であろう)期待の新星同士の対決か共演もあるかもしれません。


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