スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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スイスの高速道路標示は日本同様グリーンです

スイスの高速道路標示は日本同様グリーンです

 年末年始は、車で移動することも多いと思います。それにちなんで注意喚起の意味を込めて(?)、初めてスイスでスピード違反で罰金となってしまった筆者の体験談を披露します(笑)。

 スイスの道路は、恐らく日本より頻繁に、同じ道路で規制速度が変わることが多いように思います。例えば村や町の中を通過したり、高速道路と普通の国道の間、合流などがある地点だと、数百メートルの間でも時50キロ→80キロ、100キロ→80キロなどと制限速度が変化します。

 そんなちょっとややこしい道路で、よく知らない道を運転していたわけですが、一瞬80キロ速度地点があったようで、それに気付かずそのまま時速100キロで走っていたら、何かがピカッと光りました。

 どうやらスピードカメラに撮られてしまったよう。

 恐れていた通り、約1カ月後に管轄警察からスピード違反に関する詳細と、罰金を払い込む用紙が送られてきました。何月何日何時何分どこそこの道路で、何キロのところをどれぐらい超過していたとか記されていました。80キロの道路を100キロ制限だと誤解して走っていたので、当時走行速度は99キロ、計測誤差ー5キロ=14キロスピード超過。

 スピード違反をしてしまった道路が、町中か一般道か高速道路かによっても罰金額が違うのですが、一般道だったので160スイスフラン(約1万8300円)となりました―。


地元警察から届いたスピード違反と罰金額に関する通知書

地元警察から届いたスピード違反と罰金額に関する通知書

 日本であれば、スピードカメラを発見するレーダー探知機のようなものが使用できることも多いのですが、スイスではこれは違法のため、初めて通る道路に設置されているカメラの位置が分かりません。

 移動式のスピードカメラや、警察によるスピード違反チェックもよく行われているのですが、それにしてもこの国では、たまにビックリするような罰金額が科される場合があります。
 
 例えば過去には、時速120キロ制限の道路を時速250キロで走行し、7万スイスフラン(約728万円/2008年7月)の罰金を科されたり、時速100キロ制限の道を40キロ超過で運転し29万9000スイスフラン(約2631万円/2010年1月)の罰金となったケースがありました。

 なぜこんなに罰金額が膨らむかというと、時速超過の程度が大きくなると、運転者本人の年収も考慮に入れるからです。40キロのスピード違反をした上記の例では、運転者が裕福層であったため、罰金額が法外なものとなったのでした。

 ちなみにスイスでレンタカーを借りてスピード違反をした場合、スイス警察はしっかりしているので(苦笑)、きっちり日本の自宅まで罰金徴収の国際郵便が届くそうです、くれぐれもご注意あれ!





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