ボルドーのカンコンス広場の様子(1/11)
1月7日におこったテロ事件について、現在の様子をお伝えします。パリの風刺週刊誌の出版社であるCharlie Hebdo(シャルリーウブド)が武装したものによって襲撃され警察官2人を含む12人が殺害され、その後2件の事件で合計17人が殺害された件です。テロ事件とされ、フランス在住日本人には頻繁に日本大使館からメール連絡が入るなどことの深刻さを感じています。
FacebookなどではJe suis Charlie(私はシャルリー)とシェアする人が後をたちません。これは、ツイッターにて7日にハッシュタグで生まれたものだそうです。暴力ではなくネットや社会を通し抗議し、終結する際の合言葉として生まれ使われているものです。周りの友人や仕事関係者も多くの人がサイト上でシェアしたりデモ行進に参加しています。
パリからは離れているボルドーですが、昨日1月11日(日)には街の中心地であるカンコンス広場には約15万人以上の人々が集まり、街中でのデモ行進をおこなったとのことです。またフランス全土においては、世界50か国の首脳や代表を含む370万人がデモ行進に参加しました。これは、1944年8月26日の第二次世界大戦後のパリの解放による集まりの数以来の終結だと書く新聞紙も記載しています。
パリの様子 http://mic.com/articles/108158/france-s-marches-are-bigger-than-vietnam-war-tiananmen-square-and-berlin-wall-combined
私はボルドー市内には10日(土)に車でいったのですが、オペラ座やカンコンス広場、また観光スポットなどには警官がセキュリティのために滞在しているのを目にしました。普段は警察をあまり見かけない平和なボルドー、そこにもやはり危機感やこのテロ事件が国民に与えた衝撃の大きさを垣間みました。
モロッコやトルコ、その他の国からフランスには移住しているイスラム系の人たちが多くいます。イスラム教を真に信仰している人たちにとっては、今回の事件は複雑なものであるという声もあります。何度もイスラム過激派を刺激、批判する風刺がを掲載してきたこの出版社。実は資金不足でこの7日の号にて休刊予定だったとか。過激な風刺をする出版社と表現の自由を訴える人々。テロを防ぐことは勿論のこと、この状況には深く議論をしていく必要があると冷静な目で現地の人々は話していました。
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2 - Comments
道下より:
2015 年 01 月 14 日 12:55:58
「テロとの戦争に入った」。この首相の言葉は重いですね。
針谷綾子より:
2015 年 01 月 15 日 18:21:26
現在"Je suis Charlie"と安易に賛同していいのか...少し時間がたった今、人々の反応に対して現地でも様々な議論が繰り広げられています。
また14日の昨日、シャルリーエブドから最新号が発刊されました。数分で売り切れで数が追いつかず、増刊されるほど多くの人が購入希望していました。
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