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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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在校生のエアロビクス部員が登場!

在校生のエアロビクス部員が登場!

 ピエロもライオンも、空中ブランコ乗りが肥満になったからと言って、このまま引き下がるわけにはいきません。ダイエットに向けて、行動するよう促します。そこで登場したのが、ちょっぴりピエロメークを施したエアロビクス部。

 「こんな感じでダイエットしたら?」というピエロとライオンからの提案ですが、中だるみしそうな雰囲気を引き締め、体をリフレッシュさせるダンスタイムでもあります。


卒業生(2階席)もほぼ全員立ち上がり、ダンスタイム

卒業生(2階席)もほぼ全員立ち上がり、ダンスタイム

 この間、約10分。
 3年生の全6学期(注:台湾の高校は1年2学期制です)の2時間目と3時間目にある15分(9:55~10:10)の休み時間に行われるダンスが全て再現され、卒業生はそれを思い出しながらダンスに興じていました。

*この時のダンスの様子
(ダイジェスト版)
http://www.youtube.com/watch?v=RgNdzAqWQp8

(ダンサー版)
http://www.youtube.com/watch?v=wcjJSDNDIeg

(2階席版)
http://www.youtube.com/watch?v=6yNfrJ6OjDU


 ダンスが終わり、ピエロとライオンは説得を再開しますが、空中ブランコ乗りは、食べ物がどうしても気になり、話を聞こうとしません。さらには、「チョコレート1個につき1個おまけだよ!(注:毎年6月に、校内の売店で本当にやっているキャンペーンです)」というおじさん(校内の売店の店長さん)の声が気になり、そちらへ気持ちがなびいてしまいます。

 この状態では、ピエロとライオンがいくら説得しても意味がないので、そのまま表彰式に入っていきます。ちなみに、表彰式でのBGMは、日本人には「チョッコレ~ト、チョッコレ~ト、チョコレートは……」でおなじみのCMソング。日本人の私にはうれしくもあり、懐かしくもあった瞬間でした。

 表彰式が終わり、ピエロとライオンは空中ブランコ乗りの昔の写真を手にし、再度、説得を試みます。これには、空中ブランコ乗りも心を動かされたようで、少しずつ気持ちが傾いていきました。


酔っぱらいのマジシャン(左)

酔っぱらいのマジシャン(左)

 ピエロとライオンが最後に出会ったのは、プレイボーイの凄腕マジシャンと助手のバニーガール。

 しかし、マジシャンにはかつての面影はなく、酒を飲み歩き、得意のマジックで女性を口説きまくる日々を送っていて、その変貌ぶりにピエロとライオンも驚きを隠せません。それでも、ピエロとライオンは昔を思い出すよう、説得を始めます。


マジシャンたちのダンス

マジシャンたちのダンス

 回想シーンとして、かつてショーで見せたダンスをマジシャンとバニーガールが披露します。ここのダンスは在校生ではなく、卒業式実行委員会のメンバーで行いました。

 ダンス終了後、ピエロとライオンがさらに説得を続けますが、酒癖が悪いマジシャンは悪態をつき、聞く耳を持ってくれません。


落胆するピエロ(左)とライオン

落胆するピエロ(左)とライオン

 そんなマジシャンの姿を見たピエロとライオンの落胆はこれ以上ないものになり、最終公演に向けて大きな不安を残しました。

 ピエロとライオンは、やれるだけのことはやりましたが、果たしてかつての仲間たちにその気持ちは伝わったでしょうか?
 
 つづく


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