フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 息子の通う学校(日本の小学校にあたります)の体育の時間を利用して、「岩山登り」の授業がありました。

皆でバスに乗って、クライミング・クラブに行き、本格的にヘルメットをかぶり、ロープを使用し、指導されたそうです。
その日、息子を含めて皆、とても楽しいらしく 大喜びだったと話してくれました。

これが、年に一度きりの体験授業なら驚かないのですが、毎週、この授業がありました。
私は、「岩山登り」が授業に組み込まれているのに、大変驚いたものです。


クライミング・クラブでの誕生会の時

クライミング・クラブでの誕生会の時

でも、バルセロナで暮らしていくうちに、これがここの地方の人々にとって慣れ親しんだスポーツであることを知りました。

欧州では、子供の誕生日会を、クラスメートを招待して催すのが習慣です。
その誕生日会の会場が、クライミング・クラブだったこともありました。
招待された子供たちは、そのクラブで登って遊び、その後、バースデーケーキを皆で食べて祝います。招待した親は、招待された子供たちの人数分のクラブ使用料を支払います。


今年のコンクールの表彰式の様子

今年のコンクールの表彰式の様子

友人の子供は、週1回、「岩山登りクラブ」に放課後通っています。
子供の習い事と言えば、サッカーや英語、ピアノなどを考えていた私は、その意外性にまた驚いたものです。

コンクールまであり、8歳から応募できます。
年齢ごとに4つのカテゴリーに分かれています。
100人近くが今年、挑戦したそうです。親も子供も、その場は凄い緊張感に溢れ、失敗して終わったとたんに泣き出す子もいるくらい真剣な様子でした。


標高1235メートルのモンセラットの山は、このような崖のような岩山

標高1235メートルのモンセラットの山は、このような崖のような岩山

どうして、こんなに「岩山登り」が人気なのか分かりません。

もしかすると、バルセロナの北に位置する「のこぎり山」と言われている奇形な岩山モンセラットの山に、理由が隠されているのかもしれないと思いました。



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  • 1 コメント

1 - Comments

かなやより:

2014 年 05 月 11 日 15:54:22

高い場所への興味というのは、子供たちに共通のものかもしれませんね。私は幼い頃、電信柱に上って、足を踏み外して転げ落ちました。

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