先日、ヨーテボリ駅構内で見かけた新しいモノ。
何かと思って見てみると「傘の自動販売機」です。

汽車やバスの切符の自動販売機（カード専用）は、こちらではありふれたものですが、傘とは意外。値段は１本59クローナ（約1000円）で、やはりカード支払い専用、シンプルな折りたたみ傘にしては、ちょっと高いような気もします。

確かに、傘を持っていないのにまさかの本降り…といった、突然の雨には便利かもしれません。

しかし、今後も国民に人気が出て、各地に設置されるようになるのかは、不明とも思えます。
スウェーデンの特に夏はスコールのような雨が突然降ることも多いもの、このような一時的な雨であれば、傘を持っていなければカフェなどで雨宿りをして過ごしたり、走って移動したりという国民も多いもの。他の季節でも、途中で雨が降ったからと傘を買う人がどれだけいるかは不明です。

雨が降りそうなときは、折りたたみ傘を持ち歩くのが正解とはいえますが、風の強い日は傘が折れてしまうため折りたたみ傘は特に差しにくいので、それなら買わないという国民もいるかもしれません。

スウェーデンではジュースやコーヒーの自動販売機も見かけず、学校や汽車内に小さいものが１、２機ある程度。切符や今回の傘の自動販売機もカード専用であるように、やはり多額の現金の入った自動販売機はセキュリティー上、設置が難しいようです。
こちらの社会では当然と言えますが、酒類やタバコの自動販売機は、法律上認められていません。

しかし、「傘の自動販売機」の普及に伴い、国民の雨の日対策が変わってくるのか、ちょっと気になるところです。

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