スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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「日本食レストラン」と名乗る店はスウェーデンにも数々あり、大抵「SUSHI」とローマ字で書かれている看板がシンボルともなっています。しかし、その多くは中国やタイなど他のアジア人の経営、日本人が経営し、日本で味わえるような日本食をいただける店は実はごくわずかです。

つまりスウェーデンの殆どの日本食レストランでは、アジア系の顔をしていても日本語を話せない店員がほとんど、メニューにローマ字でかかれた日本語も、綴りが変であったり意味が通じないこともよくあります。

やはりヨーテボリよりも大都市、首都ストックホルムには、日本人経営、または日本で修行を積んだ人が経営のレストランもヨーテボリよりは多くあります。
先日ストックホルムに行った機会に、仲間8人集まり日本食レストランに行って参りました。


日本の居酒屋を再現した造り、私達8人は掘りごたつの席に座りました。煎茶の湯のみには、歴代日本の内閣総理大臣の似顔絵が書かれています。

日本の居酒屋を再現した造り、私達8人は掘りごたつの席に座りました。煎茶の湯のみには、歴代日本の内閣総理大臣の似顔絵が書かれています。

今回行った店は、日本に数年滞在し修行を積んだスウェーデン人のシェフが、日本で食べるような、健康的で日本食と言うのにふさわしい料理をスウェーデンで提供したいと、居酒屋風のレストランを開いたそうです。
従業員の多くは日本人や日本にゆかりのあるスウェーデン人、店員の日本語を聞くと「日本食レストランに来た」という実感が沸くものです。

メニューには寿司や刺身各種はもちろん、豚の角煮や豚しゃぶサラダ、牛たたき、手羽先の甘辛ソースなど、日本の居酒屋での人気メニューが揃い、もちろん日本製のビールや酒各種も揃っていました。
味も日本食と名乗るに違和感なくいただけるもので満足でした。


デザートの「ゆずシャーベット」その他、抹茶やゴマのアイスもありました。

デザートの「ゆずシャーベット」その他、抹茶やゴマのアイスもありました。

スウェーデンの多くの日本食レストランでは「これが日本食?」と疑いたくなるようなものも現実少なくないもの。タイ米で寿司を握ることは難しいとは言われていますが、寿司に日本米を使っている店など皆無に近い状態です。

日本人にとっては残念なことですが、スウェーデンにとって日本は距離的だけでなく心理的にもかなり遠い国なのか、本物の日本食の味を知らない大半のスウェーデン人にしては、日本も中華もタイも全て「アジア料理」とひとくくりにされ、同じようなものといった感覚のようです。
そのため「SUSHI」といえば、たとえ日本語の「SUSHI」であっても中国人かタイ人のレストランといったイメージのほうが強い状態です。

しかし、日本食とはかけ離れた(自称?)日本(風?)食により、日本食のイメージが海外に間違って定着しては…と気にかかるのは、海外在住の日本人には少なからず共通していると思います。
日本食により近い日本食レストランが、スウェーデンにももっと増えて欲しいものです。




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  • 1 コメント

1 - Comments

石田より:

2013 年 09 月 20 日 17:54:43

ひところ、海外の日本食店に認定をつけるという話もありましたが、いつの間にかうやむやになったようです。
日本のカレーライスも、インド人から見れば全く違う食べ物。
その土地で自由にアレンジされ、受け容れられていけばいいと思います。

とは言いながら、やはり本物の美味しさも味わって欲しいですよね。
難しいところです。

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