台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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あいさつをする張碧娟(ジャン・ビージュエン)校長

あいさつをする張碧娟(ジャン・ビージュエン)校長

 国歌斉唱後、張碧娟校長があいさつしました。この後は、紹介された来賓の祝辞になりますが、ここでちょっとしたハプニングが起こります。

 張校長のあいさつ終了直後、お手伝いの在校生3名が演台(上の写真の校長先生の手前にあるもの)を片付けようとして出て来てしまいました。幸い、司会の一言で気付き、すぐ下がっていきましたが、3人は裏での様子を見ている限り「やっちゃった」という表情を浮かべていました。

 来賓の祝辞の進行は、マイクを持った張校長が一人一人丁寧に紹介しながら行いましたが、終了後は笑顔で優しく「(生徒の)みなさん、もう終わりましたから(演台を)片付けていいですよ」と一言。
 
 失敗した生徒の心を救った一言でした。


お芝居の主役・王子(右)と友達の狐(左)

お芝居の主役・王子(右)と友達の狐(左)

 演台が片付けられ、下記URLのオープニングムービーの後、卒業式が本格スタートします。 
 http://www.youtube.com/watch?v=EdY9rXbIMZo

 実行委員会が作った「星の王子様」のシナリオはこういう感じです。


 王子が住むB612は、3つの火山と一輪のバラがある小惑星。
 王子はそのバラをいつくしみ、毎日3時に水をやるなど、星の中で唯一の家族のような存在を大切にしていきます。

 ある時、王子は遠くの惑星から星へ来た機長と仲良くなり、機長から自分が知らない世界の話を聞き、好奇心をそそられます。そして、王子は機長と共に星を出て違う世界を見ようと気持ちが少しずつ傾いていきます。

 しかし、王子が定時に水をやらないなど、かまってくれないことでバラが怒り出し、本格的な口論になります。それまで我慢してきた王子も「生活の全てを君に捧げてるんじゃない!」と怒りが爆発。ついにB612を離れる決意をします。

 そして王子がたどり着いたのは、「北一星系」。
 (“北一”は台北市立第一女子高級中學の略称、“星系”は恒星系のことで、学び舎である学校を指しています)

 北一星系には、優秀で素晴らしい人たち(先輩や同級生)が多く、王子(1年生だった時の卒業生自身の姿)は自分が宇宙で唯一の王子でないことに初めて気付かされます。

 到着後ほどなく、王子は狐と友達になります。
 ただ、狐は北一星系であまり楽しい日々を過ごしていなかったようで、境遇がどこか似ている王子と運動場で一緒に望遠鏡で星空を眺めながら、自分なりの答えを見つけようとします。

 果たして、王子と狐は北一星系で、何を得るのでしょうか。


ダンス部が最初に登場

ダンス部が最初に登場

 以上のシナリオで高校生活3年間を振り返るお芝居が進み、それに合わせて各クラブのパフォーマンス(北一星系に到着した王子の目線で)と表彰式が進行していきます。

 上のは、最初に登場したダンス部。
 会場が優雅な雰囲気に包まれました。

 


お芝居の様子。左端は学校の先生

お芝居の様子。左端は学校の先生

 上の写真は、序盤の様子。
 狐が定期テストで38点(注:台湾の高校で定期テストの合格点は60点)をとり、ショックを受けている様子です。左端の先生は、「大丈夫、まだまだ挽回できるから頑張って」と優しく励ましますが、厳しい現実を突きつけられ、後ろから刃物で斬りつけられるようなショックを受けます。これなら楽しくないのは当然でしょう。


北一星系で頑張って成果を残した同級生

北一星系で頑張って成果を残した同級生

 狐がテストで点がとれず苦しむ傍らで、同級生は北一星系で学力をつけ、98点という好成績を残し、喜びを現します。

 ここに写っていませんが、それを眺める狐はどこか寂しげな表情を浮かべます。

 さあ、狐と王子には、北一星系でどんなことが待ち受けているでしょうか。

 次回へ続く


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