豆を使った料理といったら、日本にいたときには煮豆ぐらいしか思いつきませんでしたが、アメリカに来てから豆を使った料理チリ（チリコンカーン）を作るようになりました。チリはチリパウダーと呼ばれるクミンやニンニクなどを材料にした混合スパイスで味付けしますが、家庭によって材料が多少違ったり、独自のレシピが存在するようです。

私はチリを食べて育ったわけでもないので、もっともオーソドックスなレシピに従って作っています。材料はたまねぎ、水煮缶のキドニービーンズ（赤インゲン豆）、牛のひき肉、缶詰のホールトマト、チリパウダーです。

(1)牛のひき肉400グラム程度を炒め、色が変わったら塩コショウし、みじん切りしたたまねぎ（中1個）を加えて炒める。
(2)水煮のキドニービーンズ1缶（425グラム程度）を加え、塩とコショウ、チリパウダーを適量振り入れる。全体をなじませつつ、味見をしながら調味料の量を加減していく。
(3)ホールトマト1缶を加え、必要に応じて(2)の調味料を加えて味を調えながら、中火で煮る。全体的に火が通ったら出来上がり。

先日作ったときはトマト缶がなかったので、生のトマトを加えた後にケチャップを足しましたが、マイルドな味わいになり、食べやすかったです。チリだけで食べるほか、ホットドッグやナチョス（トルティアチップスにチーズを掛けたもの）に掛けたりもします。

煮込み料理のせいか、秋から冬にかけて食べる機会が多いように思います。フットボール観戦パーティなどでも頻繁に登場。アメリカの冬の定番メニューと言っても過言ではないでしょう。

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