オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダ東南部の国立公園・デ・ホーへ・フェルヴェには、一種の”砂漠”があります。この砂漠(砂地)は、小規模な砂丘ともいえるもので、雨の多い西ヨーロッパでは、とてもユニークな存在として知られています。この砂地を特に好んで生えるのが、天然のもみの木、つまり、クリスマスツリーです。



確かにこの公園内の一定箇所には、野生のもみの木が林立しています。季節を問わず青青と茂るその様は、荘厳でもあります。しかし、自然のバランスを考えると、この砂地だけを好んで生える、貴重な草花の存在にも留意しなくてはなりません。


公園内には、野生のシカも

公園内には、野生のシカも

もみの木が、砂地すべてを埋め尽くすほど生えてしまえば、これらの草花は全滅してしまいます。また、ユニークな存在である砂地自体も、もみの木の成長に従い、消滅するということになりかねません。そこで、これら天然のもみの木を間引きすることを、自然保護団体及び市役所が決定しました。


もみの木を持ち帰る人びと(写真提供:Arnhem-direct)

もみの木を持ち帰る人びと(写真提供:Arnhem-direct)

しかし、そのまま間引きするのではなく、これらのもみの木は、家庭のクリスマスツリー用として、希望する全国民へ、無料提供されることに相成りました。市からの粋なはからい、というわけです。12月8日、12日、15日の3日間、国立公園内には、伐採用具が貸し出され、もみの木は、各個人の家々へと持ち帰られるのです。


国立公園産のもみの木、さて、今年はどんなツリーに変身するのでしょうか。クリスマスの飾りつけや雰囲気作りには、毎年の流行がありますが、今年のそれは、色はピンクで、モチーフは動物だとか。そして、出来るだけ、お伽話し風にするのがトレンドだそうです。ツリーをきれいに飾リ終えると始まるのが、 パーティのハシゴ。師走のあわただしい日々を過ごしているうち、クリスマスも佳境を迎える、といったところかもしれません。


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