オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダ人は、老若男女問わず財布のひもが硬く、一般的にケチな国民とされています。しかしそれは、考え方によっては、節約に長けていることなのかもしれません。無駄遣いをせず、手中にあるものを備えとして蓄えれば将来的に憂いなし、という基本的な考え方が、しっかりと各個人の生活の随所に生かされているからでしょう。限りある資源の再利用を念頭に置きながらエコ的な日々を送ることは、彼らにとってお手のものかもしれません。


省資源に関して屋外教室で学ぶ小学生たち

省資源に関して屋外教室で学ぶ小学生たち

「節約の基本は家庭から」という考え方が徹底されているのも特徴で、例えば小学校の理科の実験で、ビーカーを利用する際、家庭で使用済みになったガラス瓶を各生徒に持参させ、消毒して再利用するなども。それによってリサイクルの意味を理解させようというのです。また、多くの学校には、紙パック飲料の持参禁止という規則もあります。


これは、余計なゴミを出さないようにするにはどうしたらいいのかを、子供たちに考えさせる目的で定められています。その他、水の大切さを教えるため、校内で使用する蛇口には、無駄水カット警報機が装置されているところもあります。

こうして子供たちは、限りある資源を大切にすることを、体感しながら成長するといえるでしょう


空き缶は指定された投入場所へ

空き缶は指定された投入場所へ

プラスチックは、エコの未来を担う注目のマテリアルとされていますが、プラスチック製品の廃棄物をまとめて指定市役所の清掃局に持っていくと、クーポン券がもらえ、特定のスーパーで1000円程度の買い物ができるシステムも導入され始めました。ペットボトルや空き缶も、廃棄物を減らす目的から、収集してスーパーへ持参すれば返金されるシステムが、既に一般化されています。


世界的に際限のない消費が経済促進に拍車をかけていた過去にあっても、「ケチな小国」と呼ばれてきたオランダ。また、その徹底した節約姿勢が周辺国から嘲笑されていたオランダ。しかし、国民の多くが賛同しつつ、共有精神をいかんなく発揮して、今の時代を賢く生きている姿勢を目の当たりにしていると、この国こそが「エコの先駆者」と呼ばれるにふさわしい存在だと思わざるを得ません。


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