オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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以前ならばよく見かけた、オランダの朝の光景。新聞を片手に出勤するサラリーマンやOLたち、そして列車の中では、一斉に新聞のページをめくる音…ところが、ここ2,3年の間、こうした光景はまず見かけなくなりました。列車の中でも3種の神器(?)は、かつてならば、新聞、コーヒー、そしてサンドイッチでしたが、今ではスマホ、I-Pad、そしてヨーグルトドリンクに。新聞がカバーする情報内容より、ソシアルネットワークのほうに夢中、という人が圧倒的です。


左の2紙が、廃刊になったタブロイド版。

左の2紙が、廃刊になったタブロイド版。

以前ならば、各駅の入り口で無料配布されていたタブロイド版も、今年に入ってから2誌が、廃止になってしまいました。その理由は、スポンサーが減り、継続不可能になった、ということ、そして、読者数が激減したことだそうです。


例えばスマホですが、使う目的は日本とさほど変わりはないと思います。しかし、使い方がすごい…渋滞でごったがえす大通りで、自転車をこぎながらスマホを一心に見入ったり、ときにはメッセージを送ったり、と、まるで、サーカスの曲乗りのよう。危ない!とこちらが思っても、スマホに夢中で事故を起こしそう…ということすら、気がつかないほどの熱中ぶりです。
ここまで生活にスマホが入り込んでいると、新聞だけではなく、テレビも押され気味で肩身の狭い(?)感じがします。


しかし、筆者が定期的に訪れるポルトガルやギリシャでの新聞事情は?というと、人びとはまだ、新聞派のほうがずっと多いように思えます。こちらの国々の、特に首都から離れた場所では、まだまだ新聞から情報を得ることはテレビを越えて重要、と思われています。たとえば、ギリシャのクレタ島では、コーヒーと新聞の印刷の匂いでカフェの朝が始まります。


ポルトガルの朝は、新聞から始まる。

ポルトガルの朝は、新聞から始まる。

受験生は、毎日必ず新聞を読むように!と指導された世代に育った筆者にとって、新聞は知識がつまったバイブルのようなもの。駅の売店で、ないがしろにされたように積み上げられた新聞を、今でも買って購読していますが、子供たちから見れば、明らかに時代遅れ。「アプリで新聞読めるのに、なんでわざわざ買ったりするの?」といつも聞かれて、返答に迷っています。


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