今回の一時帰国で驚き、感動したのは「スマートフォン充電用コンセント」や「タブレット操作」の端末が町中に溢れていること。それと、日常生活のあれこれ。

　以前は喫茶店やファストフード店でのスマホなどの充電は電気泥棒なのでは、という議論がされていた気がします。

　コロナ禍でのスマホを使った非接触支払いシステムが猛烈な速さで普及して行ったからなのでしょうか。スマホを持たずに外出すると発生する不便な事象の数々。その為にも、街行くみなさんは常にバッグにモバイルバッテリーを持っているようです。それでも間に合わない人のためになのか、路線バスの天井近くに充電用コンセントが設置されているのを発見した時には驚きました。そして、壊れていない。

　メキシコという少々荒っぽさの残る国に住んでいるからか、第一印象が「よく壊されずに盗まれずにあるなぁ」という感覚。

　犯罪件数が増えているとはいえ、治安の面でも、日本はまだそれを誇っているのがよくわかりました。

　また、今回西日本に足を伸ばした際に「民泊」を利用したのですが、そこにも建物入り口にタブレット端末が設置されており、予約者はそれを使ってチェックインするシステムになっていました。

　そのタブレットも、壊されも盗まれもせずにきれいにそこにある。感動です。メキシコだったら、監視カメラなどお構いなしに、地域にもよるのでしょうがおそらく設置当日には何らかのダメージが加えられていることでしょう。

　治安面でも驚きでしたが、生活のあちこちで見かける風景の変化にも驚きました。

　スーパーで有人レジを通った時、渡されたカゴの中の商品が驚くほど整列されている姿。ぽんぽんと入れて渡してしまった自分が恥ずかしくもなります。以前もこのようだったかは覚えてもいません。

　スーパーのセルフレジも増え、有人レジも支払いは対人ではなく機械へ。働く人数が少ないからなのか、機械化することで人員削減をしているのか。

　毎日暮らしているみなさんにとっては日常のあれこれも、しばらくぶりに帰ってくると驚きの連続なのです。

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