メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 メキシコ以南の中南米のラテン諸国では何年も、政治不安や不況からくる経済困難な状況に見舞われ続けています。特に中米コロンビア、ベネズエラ、グアテマラなどから、アメリカ合衆国に向けて出稼ぎをするために徒歩で向かう人々が後を立ちません。村には年老いた家族などを残し、若く体力のある特に男性たちがグループとなって何千キロも歩いて行きます。中には子供を連れたお母さんもいる家族丸ごとで移動している人たちも。

 今年に入って、そんな彼らを支援するNPO団体と知り合いになりました。

 彼らの目的は、中南米からアメリカに向けて移動する移民の中で「メキシコに留まり、経済活動を始めたい」という人々を支援しようというもの。


移民を助けるNPO団体

移民を助けるNPO団体

  同じスペイン語を話し、多少の違いはあれど文化や食事の面で共通点のあるメキシコ。そして、ラテン諸国の中でも比較的経済的に安定し発展し続けているメキシコに腰を下ろし、ここで働いて生活し、自国の家族に送金もできる。彼らに選択肢の一つとして「メキシコに留まる」ことを提案しています。

 先日、日本から駐在として来ていたご夫婦がご帰国される際に、是非有効活用して欲しいと洋服やタオル、靴など綺麗な状態のものをたくさんお預かりしたのでこのNPO団体に寄付をしてきました。


NPOの職員さんにお渡ししました

NPOの職員さんにお渡ししました

 故郷から何千kmも歩いてきた移民の皆さん。ここで働こうと言っても0からスタートさせなければならない。少しでも、彼らの知識や技術を上手に活かせるような職場に出会って欲しい。そのためにもよそ行きのきちんとした服装は必要です。

 お預かりしたスーツや革靴などを身に纏った方が、メキシコで職を得ることができますように。祈るような気持ちでお渡ししてきました。




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