フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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パリ中心部のショップが連なるにぎやかな通りの角地に白くて清潔な店舗あり

パリ中心部のショップが連なるにぎやかな通りの角地に白くて清潔な店舗あり

 パリで昨年11月に、北海道産の小麦粉を使用した食パンの販売を始めた店ができたとうわさになっていましたので、行って来ました。

 店名は「Carré pain de mie 四角い食パン」で、レアール地区のランブート通にありました。フランスは自国のパンを誇りとしている国です。日本人好みのフランスパンとは全く別のタイプのものを、売り出そうというのですから、全くの挑戦ですね。


1キロ強ある大きな食パンがズラ〜っと並んでカッコいい!

1キロ強ある大きな食パンがズラ〜っと並んでカッコいい!

 ―北海道美瑛町産小麦の角食パン「もちもち しっとり」8ユーロ
 ―フランス産(Moulin VIRON)の小麦粉を用いた角食パン「さっくり」7ユーロ(*Viron パリ西南部の平野でシャルトルを中心としたボース地方の小麦粉)

 気になったのは、もちもち…とか、さっくりっていうネーミングは、日本人にしか理解できないオノマトペ(擬態語)で、欧州にはあまり存在しません。

 横のフランス語訳は、もちもちは「ふんわり柔らかな、とろける感じ」、さっくりは「カリカリしたこんがり焼けたパン、中身は柔らか」、どうも、うまく伝わってはいないような気がして残念でした。


パリ日本人駐在員の御用達になっているようです

パリ日本人駐在員の御用達になっているようです

 食べてみると、バターの味がうまく出ていて本当においしい。日本人が大好きなもちもち感です。特に良いところは、時間がたったらパサパサになってしまうここのパンと違い、しっとり感が保たれているところが私としては大変うれしいです。

 あまりにも、バターの香りが良いので調べてみますと、フランス中西部の大西洋に面する人口3000人の村エシレの優れた発酵バターを使用しているとのこと。搾った乳がその日のうちにバターに加工されるハイクオリティーのバターだそうで、食材にかなりこだわっています。


 これから、じわじわと日本の食パンマニアが増えてゆくに違いない。



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