オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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 1月18日(木曜日=ヨーロッパ冬時間、日本時間よりマイナス8時間)、オランダ中に冬の嵐が吹き荒れました。その風力は、何と10! かつては、嵐になるほど厳しい天候と、あまり縁がなかったオランダですが、過去5~10年の冬は雨風、そして時に豪雪と異常気象が続いています。


傘もあって無きがごとき…

傘もあって無きがごとき…

 今年の暴風ですが、天気予報も予想し切れなかったほどの強さでした。朝6時ころから、風が強いな、と思っていたら…。午前8時になるころには、外を歩くのも難しいほどの強風が吹き荒れ始めました。地理的にもオランダは北海に面しており、特に内陸部に入り込んでくる風が強く吹き荒れることはあるのですが、さすがに風力10というのはあまりなく、これも異常気象の表れといえるかもしれません。


海辺ではこの通り。注意しないと本当に吹き飛ばされる!(画像提供:Telegrraf)

海辺ではこの通り。注意しないと本当に吹き飛ばされる!(画像提供:Telegrraf)

 風の強さが尋常ではないな、と思ったころ、ネットのニュースで強風警報が出され、警戒レベルは最高の「赤」に。注意報は、黄色→オレンジ色→赤色の順で警戒度が上がっていくのですが、この「赤」が出されるのは非常にまれです。


 この強風のおかげで多くの旅客機が欠航、列車はすべて運休し、公共交通機関はほぼまひ状態となりました。全国規模で小・中・高等学校は授業を切り上げ、自転車で通学している学生は歩いて帰宅するよう学校から注意が出されたがほどでした。


嵐が去った次の日はこの通り…

嵐が去った次の日はこの通り…

 筆者もちょっとした用足しのため、外出しましたが、ほとんど歩けず、息もしにくいほどの強風は人生で経験したことがなく、これぞ自然の脅威!と身に染みる体験をしました。目の前の大木や公園の銅像が倒れるなど、被害も大きかったため、嵐が去った次の日も、暴風の余波は大きいようです。


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