フランス

フランス:トゥルーズ

田渕和恵(たぶちかずえ)

職業…塾講師(日本)/イラストレーター(フランス)
居住都市…岡山県新見市/フランス・トゥルーズ市/ブルキナファソ・ワガドゥグ市他

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 フランスのある場所に置いてあるピアノ。「あなたが弾く番です」という看板。どこにあると思いますか?




次はあなたの弾く番です

次はあなたの弾く番です

 答えは、フランス国鉄の停車駅。

 初めて弾いたのはリヨン駅。それから、モンペリエ、パリ・モンパルナス、トゥルーズ…と、電車の出発時間に余裕があれば、たまたま出会った旅人と演奏しています。

 先日は、トゥルーズからポワティエという町に遊びに行った際、ストライキが勃発。途中のボルドー駅で待ちぼうけを食らってしまいました。日本だったら、突然のダイヤ時間変更でイライラしてしまいます。でも、フランスはピアノがあるから安心。イライラも吹き飛んでしまいます。

 ピアノの前に行くと白髪のおじいさんが、ボサノバを弾いているではないですか。聴いている感じだと、つっかえつっかえ、ようやっと弾いている感じ。ニコニコ楽しそう。周りにはお孫さんが躍っていました。

 「一緒に弾きましょうよ!」と私から誘い、2人で椅子に座り連弾。お孫さんも拍手をしてくれました。あっという間に2人であれこれ演奏し、30分間が経過。後ろで出番を待っていた旅行者に席を譲り、本気のピアノ演奏に耳を傾けました。

 2時間近くピアノの周りで楽しんでいたことになります。

 それにしても、駅にピアノっていいですよ。演奏を聞いてくれて、拍手してくれる人もいるんです。即興の演奏者と即興の観客。日本の大きな駅にもピアノを置いてほしいなぁ。





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タグ:音楽,

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