日本

日本:東京

武藤 櫻子(むとう さくらこ)

職業…社長秘書、コピーライター
居住都市…東京都

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

 ミラノの中心にあるドゥオモ(大聖堂)から歩いて10分ちょっとのところにあるのが、スフォルツェスコ城。焦げ茶色のレンガが高く積み上げられた、厳かで力強い印象の城壁に囲まれています。


ミケランジェロの未完のピエタ

ミケランジェロの未完のピエタ

 入り口を抜けると建物があり、今は博物館として使われています。博物館はいくつもの分野に分かれています。一番の注目はミケランジェロ作の「ロンダニーニのピエタ」が設置されている博物館です。ピエタとはイタリア語で「哀れみ」や「慈悲心」を意味し、処刑されて十字架から下ろされたキリストを抱くマリアの彫刻や絵画のことを指すそうです。


背中も悲しげ

背中も悲しげ

 この彫刻は、ミケランジェロが89歳で亡くなる数日前まで作っていたそうで、未完の作品です。ミケランジェロはピエタを題材とした彫刻を4つ作ったと言われていて、その中でも最も知られているのがバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に設置されており、ミケランジェロが24歳の時に作ったものでした。若々しい聖母マリアの美しさをはじめとして、見る人を魅了する素晴らしい彫刻と言われています。

 二つの彫刻を見比べると構図も違いますし、ロンダニーニのピエタは仕上がっていないので表情がしっかりと見ることはできないのですが、未完でもまるで完成しているような悲しみが感じられました。そして、むしろなかなか見ることのできない制作過程の彫っている状態が見られるのが興味深かったです。


他の建物にもいろいろな美術品があります

他の建物にもいろいろな美術品があります


広い博物館がたくさん集まっています

広い博物館がたくさん集まっています


レポーター「武藤 櫻子」の最近の記事

「日本」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website