金時豆がのったかき氷をほっこり空間で。
2017.06.06 up
金時豆のふっくら食感がたまらないかき氷。
30度近い暑い日が続いた5月の後半、今年初めてのかき氷を食べてきました。訪れたのは、池袋から西武池袋線で10駅の大泉学園駅にある「甘味処 華樓(がろ)」という店です。入ってみるとテーブル席が左右に数席と、右手奥に床の間のある畳が敷かれた空間がありました。
ツツジの盆栽もお見事
メニューには、ナポリタン(450円)や焼うどん(450円)という安くてそそられるメニューもあったのですが、お目当てのかき氷宇治金時ミルク(750円)を注文しました。
キッチンに目をやるとおじいんが手削りのかき氷機で削って作っていて、自動の機械でやるもんだろうなと想像していたので、ちょっと大変そうで勝手に心配してしまいました。
メニューいろいろ
しばらくして出てきたのは、小豆ではなく金時豆の乗ったかき氷。茶色の大きなお豆がふっくらと炊いてあって、抹茶の緑との色合いも美しくそそられます。通常であればミルクはかけて提供されるのですが、わがままを言って別添えにしていただきました。
一口食べてみると、想像したとおりのやわらかなお豆。おいしいです。抹茶も香りがよくて、甘さも心地よいです。しばらく食べ進めてミルクをかけるとまた味わいにコクが出てスプーンが進みます。冷たいのですが、頭がキーンとなることはなく食べきることができました。
こちらのお店は老夫婦が経営されていて、立派な盆栽が育てられていたり、何ともゆったりとした時間が流れています。お会計のときに買って帰ろうと思ったのが、メニューにも書いてあったスペインのお菓子ボルボローネ。
持ち帰ったボルボローネ
こちらでは、和菓子も売っているのですが、このボルボローネがおすすめだそうです。ボルボローネを持ち帰りしたいと告げると、「食べたことある?」とおばあちゃんに聞かれたので、「初めてなので買って帰りたいと思って」と伝えると、持ち帰り用とは別に一つ食べさせてくれました。そして「最後に塩味がするからそれまでは飲み物を飲んじゃだめよ」とアドバイスしてくれました。
その場で一ついただくと、口の中でほろっと崩れて粉状になり溶けていきました。そして本当に最後に塩味がしました。そして、「アーモンドとシナモンが使ってあるのよ。スペインではクリスマスの時期に家庭で作るお菓子なのよ」と教えてくれました。おいしいのはもちろん、自分のおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びにいったような温かい感覚になるお店でした。
お店の外観。氷の旗が風に揺れています
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