チリ

チリ:サンティアゴ

鰐部マリエ(わにべまりえ)

職業…フリーランス・フォトライター
居住都市…チリ(サンティアゴ)

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表紙は内容と全然関係ないのが気になります(笑)。日本はまだ「サムライ」「ゲイシャ」といったイメージが強いみたいです

表紙は内容と全然関係ないのが気になります(笑)。日本はまだ「サムライ」「ゲイシャ」といったイメージが強いみたいです

 みなさんこんにちは。東京に住む友達と電話で話したのですが、「2020年東京でオリンピックが開催予定だから盛り上がってる??」と聞くと、その友達の目から見る東京は元気がないように見えるのだそうです。

 チリで生活していると、「日本が大好き」というチリ人に多く出会います。日本の漫画やアニメを筆頭に、日本の伝統的な文化、禅や神道、日本人独特の国民性に対して興味を持ち、好意を抱く人ばかりです。元気のない日本を見るのは日本人としてとても寂しいので、このブログを通して、日本好きな人が多いチリから見る日本についてお伝えできればと思って書いています。


出版記念パーティーの会場はサンティアゴ旧市街のバーです

出版記念パーティーの会場はサンティアゴ旧市街のバーです

 そんなチリの首都サンティアゴで先日、ある本の出版記念パーティーが開かれました。作者はフリージャーナリストで作家のマウリシオ・パラッソです。彼は講談社から出版されている日本の旅行雑誌「TRANSIT」やマガジンハウス出版の「Brutus」にも記事を寄稿する日本好きのチリ人です。


作者と当日招待された人たちで、イベントは大いに盛り上がっていました!

作者と当日招待された人たちで、イベントは大いに盛り上がっていました!

 タイトルは「ORIGAMI」です。彼が2011年から3年間、東京で生活した体験談を外国人の独特な視点から外国人が日本で生活をする大変さを面白おかしく書いた本です。

 出版パーティーには、さまざまなチリ人の作家が集まり、ORIGAMIについて語る場面もありました。「この本は、実体験を基にした作品で、よくあるおしゃれな東京のイメージを期待して読む人にはがっかりする内容かもしれません。でも東京で暮らす一部の外国人の過酷な労働環境や生活習慣の違いが面白おかしく書かれた本で、時間がたつのを忘れるくらい楽しく読みきることができました」と話していました。


 この本は近々チリの書店に並ぶ予定です。私も出版パーティーに行った際、1冊購入して読みました。チリ人たちにもぜひ読んでほしいですが、個人的にはぜひ日本人の方たちにも読んでもらいたい本です! いつか日本語訳が出るのを楽しみにしています。



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