フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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パリ郊外ハンブイエ市の一軒家に設置されたドイツ製の太陽光システム

パリ郊外ハンブイエ市の一軒家に設置されたドイツ製の太陽光システム

 フランスで、法人ではなく個人が太陽光システムでエネルギーを得る方法に興味を持ち始めたのは、ここ7~8年くらいのものです。日本でも、太陽光発電が急激に増加し、身近で見ることが多くなってきましたね。

 EDF(フランス電力会社)が、個人からエネルギーを買い取り補助してくれるシステムが導入された当初は、1kw当たり0.52ユーロで買い取ってくれましたが、毎年下がり、現在は0.22ユーロ/kwだそうです。

 それでも、現在EDFが一般家庭に対する電気料金を0.15ユーロ/kwで販売しているため、まだまだ投資する価値があります。そのうえ、エコロジーなので一石二鳥ですね。

 写真の太陽光設備は、友人のポール氏が引っ越しを機に1万2000ユーロ(約160万円)を投資し設置しました。これで年間1000ユーロの収入があるそうです。

 「20年間はスタート時に契約した値段でEDFが買い取ってくれるし、12年間で元が取れ、あとは、純利益になる。将来自分たちの消費するエネルギーは自給自足できるので安心だ」と、満足げに説明してくださいました。

 ただ、お金さえ払えば設置できるわけではなく、道路に面した側には設置が禁止されています。例えば、洗濯物もその一つですが、フランスの街並みの外観を損ねてしまう恐れのあるモノには、大変厳しいです。
 
 いわゆる、南側の通りに面した明るく日光に照らされた家は、北側の屋根にしか太陽光設備を設置できないということです。どんなことにおいても必ず美を重要視するところは、なんて「フランスらしい」のでしょうか♪







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