チリ

チリ:サンティアゴ

鰐部マリエ(わにべまりえ)

職業…フリーランス・フォトライター
居住都市…チリ(サンティアゴ)

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世界最古のミイラ

2016.09.13 up

画像引用元 (http://www.ancient-origins.net/ancient-places-americas/7000-year-old-chinchorro-mummies-andes-001947 )

画像引用元 (http://www.ancient-origins.net/ancient-places-americas/7000-year-old-chinchorro-mummies-andes-001947 )

みなさんこんにちは。ミイラといえば、エジプトを想像する方も多いと思いますが、実は現在のチリ北部、ペルーとの国境に近い場所に住んでいたチンチョロ族のミイラが紀元前約5000年も前に作られた世界最古のミイラなのだそうです。


画像引用元 ( http://www.ancient-origins.net/ancient-places-americas/7000-year-old-chinchorro-mummies-andes-001947 )

画像引用元 ( http://www.ancient-origins.net/ancient-places-americas/7000-year-old-chinchorro-mummies-andes-001947 )

かつてチンチョロ族が住んでいた環境は砂漠地帯で、近くには暖かい海があり人々は海に入って魚や貝などを採ったりしながら生活していました。ところが、この海にはヒ素が強く、その影響から人々が病気になることが多く、特にヒ素が溜まった母体を通して産まれた子供にヒ素が移行し、子供の死亡率がとても高かったのだそうです。チンチョロ族のミイラに子供が多いのはそのためなんだそうです。そしてミイラにしたあとは、家の中に生前生活していたように飾っていたというから驚きです。しかし、そんな猛毒ヒ素も何千年と時を経てチンチョロ族の体にヒ素の抵抗力がつき始めました。そして紀元前約2000年頃にミイラ作りは終盤を迎えたそうです。


どうやら今問題になっているのが、そんな世界最古のミイラの盗難なのだそうです。一面砂漠地帯に一部むき出しになった状態で見えている未発掘状態のミイラも数多くあるらしく、警察や市民団体などが中心となり保護活動が進められています。




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