オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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4月下旬のオランダは、イベントが目白押しです!
先日、フラワーパレードの記事を書いたばかりですが、またまた大きな国を挙げてのイベントがありました。
参照記事:「ハーレムで花のパレード山車展示」
http://ima-earth.com/contents/entry.php?id=20164256410

先々代の国王であられたユリアナ女王の誕生日が4月30日だったことから「女王の日」の名で国を挙げてお祝いをしていたことに端を発するようです。

でも察するに、最近では春が来たことを楽しむためのお祭りになっているような気がします。
その証拠に、先代ベアトリックス女王のお誕生日が1月だったにもかかわらず、「屋外イベントに適しないから」という理由でベアトリクス女王時代もずっと4月30日にお祝いが行われていました。

そしてなんと、2013年に即位されたウィレム・アレクサンダー国王のお誕生日は4月27日なのです。
ここ数年は4月27日が「王の日」「キングスデー」(Koningsdag)としてお祭りが行われています。


一般市民レベルでのこの日の特徴は、だれでもフリーマーケットを出店できること。
出店には何の申告も不要で、公序良俗に反しないモノなら何でも販売できます。
公園や道端で即席のお店を広げている人も多いですが、中には上の写真のように、自宅を半開放して不要なものを販売する強者もいました。


そして子供が店番をしていることも珍しくありません。


食べ物や飲み物も、無許可で販売できます。
ホットココアやカップケーキなどのお菓子を売っている子供屋台もたくさんあります。こうやって幼いころから商売のセンスを磨いていくのでしょうか。さすが大航海時代に広い世界で交易を行った国民の子孫たちですね!


そして即席ドラムを演奏し、チップを稼ぐ子供も。たくましい!
正統派のフルートやリコーダーを演奏している子供もたくさんいました。
筆者の娘も、来年のキングスデーにはバイオリンを演奏したいと考えているようなので、これが練習のモチベーションになればいいなと思います。

オランダの国王誕生日は、子供がとても楽しそうに過ごしている日でした。


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