オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダでは、顧客離れを防ぐため、スマホで簡単かつ確実に連絡が取れるよう、チャット用アプリをビジネスのために利用する企業が増えてきました。顧客が企業へ連絡を入れ、コンタクトを取りたい、と思った場合、これまでは電話やメールを使うのが主流でした。しかし、それも変わりつつあるようです。


理由は、企業側の対応の悪さ(失礼!)に原因があります。たとえば電話をかけても、お話中で5分も待たされたり、その途中で理由もないのに電話が切れてしまったり、メールを出しても返信が1週間も来なかったり・・・と、日本とは比較にならないほどの対応の悪さなのです。


将来、ビジネスにはどのように活用されるのか?

将来、ビジネスにはどのように活用されるのか?

寛大で、多少のミスは見逃す傾向にあるオランダ人たちですが、やはり待たされたり、まったく返信をもらえなかったりするのはやはり困るもの。そこで、苦情が多かった企業は積極的に消費者に対しアンケートを行ったそうです。その結果わかったのは、日本でいうところのLINEのようなアプリを連絡の際に使って欲しい、という要望が非常に多かった結果となりました。


隣近所同士が協力し、空き巣などを見張る際にもアプリが活用されている。

隣近所同士が協力し、空き巣などを見張る際にもアプリが活用されている。

現在、オランダの数社が試みとして使っているのは、Whatsappという、チャット用のアプリです。電話よりも速く、確実に質問への回答が得られるということで、顧客からも大好評だとか。


たとえば、ホーム・ドクターの受付でもこのアプリの使用を検討しているそうです。患者が医師のところに予約電話をかけても、ほとんどが待たされることが多いのですが、症状や希望予約日時をこのアプリで伝えれば、迅速に対応が出来るからです。将来的に、チャット機能を利用してビジネスを成功させる企業も増えていくのではないか、と予測されている今日この頃です。


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