タイ

タイ:バンコク

青柳 みちよ(あおやぎ みちよ)

職業…主婦ライター

居住都市…バンコク(タイ)

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事件当日はお供えの花を売っていた人も巻き込まれました

事件当日はお供えの花を売っていた人も巻き込まれました

バンコクの爆弾テロから1ヶ月がたちました。
数人のメンバーと見られる犯人が逮捕されたこともあり、当初は何重にも行っていた荷物や車輌のチェックなどもすでに今は昔、いつも通りの手抜き検査に戻ってしまいました。


エラワン廟には若い人も含め、多くの人が手を合わせに訪れます

エラワン廟には若い人も含め、多くの人が手を合わせに訪れます

でも大切な家族や友人を亡くした人たちの悲しみは癒えることはありません。
事件の現場となった「エラワン廟」を車で通ってみました。

ほんの一ヶ月前に悲惨な事件が起きた場所とは思えないほど、もうすっかり元通りになっていて、行きかう人や車、仏像に祈る人、またお供えのための花輪を売る店などで賑わっています。


私もここで亡くなった人に手を合わせたいのですが…

私もここで亡くなった人に手を合わせたいのですが…

まるで事件が起きたことを忘れさせようとするかのように、そそくさと元通りに修復された現場ですが、そうするほど逆に事件の悲惨さを思い出します。車で通るだけでも恐怖を感じ、せっかくだから仏像に手を合わせようと思っていたのも、結局は車の中から祈るだけになってしまいました。


エラワン前はこの通りの忙しさ

エラワン前はこの通りの忙しさ

現場の目の前のホテルで仕事をしている友人は、事件当日は悲惨な状況を目の当たりにしたそうです。直後から怪我人たちをロビーに運びいれ、手当てをするなど忙しく動き回りましたが、数日たったころから目にした光景の恐ろしさを思い出すようになったと言います。

私ももう少し気持ちが落ち着いてから、現場に手を合わせに行きたいと思っています。



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