スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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紫、黄緑、オレンジのカリフラワー

紫、黄緑、オレンジのカリフラワー

カリフラワーというと、多くの方は「白」を思い浮かべるのではないでしょうか。

確かにスウェーデンでも、カリフラワーというと、雪を連想させるような「白」が一般的なイメージ。「ブロッコリーが緑に対して、カリフラワーは白」という観念が強いのは、ほぼ万国共通ではないかと思います。

そして、白以外のカリフラワーは、見たことがない方のほうが多いのではないでしょうか。私もつい先日、野外に設置される農作物の直売テントで、色の付いたカリフラワーを見かけたのが初めてです。
大部分の白いカリフラワーに混ざって陳列されていた色付きカリフラワーの珍しさに魅かれ、早速買って試してみました。


オレンジ色カリフラワーで手作りしたポタージュスープ

オレンジ色カリフラワーで手作りしたポタージュスープ

試してみたところ、味は白いカリフラワーとほぼ同じ、見た目が華やかになる印象を受けたものです。

そしてスープにすると、芯まで有効に使える上、日常不足しがちな野菜をうまく摂取できるので、最近は色々な野菜を使ってポタージュスープを試しているのですが、カリフラワーのポタージュスープも美味しいと思ったものです。

しかし、紫のカリフラワーでスープを作ると、紫の正体はムラサキキャベツと同じアントシアニン、pHで色が変化してしまうという落とし穴が…
もちろん味は問題ないのですが、見かけの良くないグレーになってしまったため、紫は茹でていただいたほうが良さそうです。


紫色カリフラワーで、グレーになってしまったスープ(左)で化学実験。中央が塩基性のベーキングパウダー、右が酸性のレモン汁を加えたもの。それぞれ色が変化します。

紫色カリフラワーで、グレーになってしまったスープ(左)で化学実験。中央が塩基性のベーキングパウダー、右が酸性のレモン汁を加えたもの。それぞれ色が変化します。

色つきカリフラワーについて調べてみたところ、希少な品種として知られているとのこと。日本ではほとんど栽培されていないようですが、欧米ではやや多く栽培されているようです。
緑色のカリフラワーは、ブロッコリーと間違えられることも多いと言われているそうですが、形が違いますから区別はつきます。

もし色つきカリフラワーの販売されているを見かける機会がありましたら、入手してみて、色とりどりな食卓を試してみるとよいかも知れません。




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  • 2 コメント

2 - Comments

いとうより:

2015 年 08 月 19 日 11:41:51

いとうです。
色付きカリフラワー初めてみました!サラダに各色用意して盛りつけても
きれいな感じで、食欲をそそりそう。どうやって栽培するのでしょう?
品種なのかな。

山本グィスラソン由佳より:

2015 年 08 月 22 日 12:37:04

コメント有難う御座います。
色付きの品種のようで、ネット検索してみると、色付きカリフラワーや種を栽培、販売している場所も見つかるかとは存じます。栽培方法は普通のカリフラワーと変わらないのかも、興味深いところですね。

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