カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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夏休みが近づいてきている、特にこの時期になると、「日本から短期的にカナダに行きたい、ホームステイをお願いできないか」という問い合わせを受けることが多いです。

今回は、ホームステイを考えている方へお願い的なことを書かせていただきます。

先日も日本人の友人が、友達の友達?から、同様の質問を受けていて、以前、ホームステイの学生さんを預かっていたということで、私にも聞いてきました。

我が家では、子どもたちが小さい頃は、異文化経験もかねて、ホームステイの学生さんを引き受けていました。友人は、ホストファミリーはしていません。

「うちはホストファミリーはもうやっていない」と返事をしたのと同時にアドバイスさせてもらったことがあります。それは「語学学校に入ること」です。

これまでの経験から、コネを頼って、ホームステイを頼んでくる方は、語学学校には行かずに、カナダ人家庭に滞在することで英語を勉強して帰ろうという方が中心だと感じています。語学学校に入る方の場合は、最初からホームステイの手配も合わせて頼めます。

にもかかわらず、コネを使って聞いてくる場合のほとんどは、
・できるだけ予算を安く抑えたい
・学校はつまらなそう
・英語学校は日本人が多いと聞くし...
など、何等かの理由で、学校に行かずに、ホームステイで英語の勉強をして行こうと考えている人たちです。

この人たちが気づいていないのは、ホストファミリーにも普段の生活があることです。

多くの場合、ホストファーザーもマザーも働いています。子どもがいる場合は、子どもたちは学校に行っています。語学学校に入っていない人は、昼間、自分一人で過ごす必要があります。

私たちが、そういう人を預かった時、交通機関などについて説明して、できるだけ外で遊んでくるように勧めました。でも、英語ができないのに一人だと不安だとか言って、すぐに帰ってきて、ずっとパソコンで日本のテレビ番組を見たり、日本の友達とチャットしたりして過ごしていました。

「何のために大枚はたいて、カナダまでやってきたの?」
です。


英語学校に入ると週末や放課後、遠足のようなものもあります

英語学校に入ると週末や放課後、遠足のようなものもあります

折角、カナダまで来ているのだから、たくさん友達を作って、楽しい想い出をいっぱい作って欲しいのです。

確かに特に夏は日本からの学生も多いので、語学学校に入ると、日本人ばかりだったという話も聞きます。でも、日本以外の国の人もいますし、毎日学校に通うだけでも、バスや電車でカナダ人がどう過ごしているか見ているだけでも、新しい発見があったりします。

私は友達をつくることができるという意味でも、半日でもいい、たとえば1カ月の滞在なら、最初の2週間だけでもいいので、ぜひ語学学校に入っていただくのをお勧めします。


学校なら各国文化紹介などのアクティビティがある場合も

学校なら各国文化紹介などのアクティビティがある場合も

自分でどんどん出かけて行って、友達を作ることができる方は、学校に入らなくても大丈夫ですが、そうでない方はぜひ!




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1 - Comments

いとうより:

2015 年 06 月 18 日 12:08:30

ご無沙汰しております、いとうです。
そのとおりですね。普段の生活がある家庭にホームステイしたとしても、行動力がなければ、通常の昼間は1人で過ごすことになりそう。現地の日常の生活を楽しみたい、学校にいくほどでもと考えたとしても、最低限の会話も含め、語学学校へ行くのが最初は良さそうです。

先日、サッカー観戦の記事も書いて頂いてましたが、女子ワールドカップは盛り上がっているのでしょうか?

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