ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

前の月へ

2025.11

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

緑「安全」と診断され、再開された学校

緑「安全」と診断され、再開された学校

地震とその後の余震のため1ヶ月休校となっていた学校が先週から始まりました。3月末からの春休みと合わせておよそ2ヶ月。再開を前に保護者を招集し、安全対策や生徒の心理的ケア、災害時の避難についてなど説明会が行われました。

生徒たちには通常の授業の代わりに音楽やアート、ダンスなどの活動で心身をリラックスさせたり、地震をレポートする作業に取り組んでいました。


生徒による地震のレポート

生徒による地震のレポート

多くの学校の建物への亀裂や崩壊が報告されていますが、政府が安全と診断された校舎には緑、そうでないものには赤いバナーが目印として掲げられています。

校舎が使用できなくなってしまった学校の空きスペースには仮設校舎も建てられています。その多くが竹の骨組みにシートの屋根をつけた仮小屋的な簡素なもの。もうすぐ訪れる雨季には雨漏りが心配…。


深刻な被害を受けた学校。赤「安全でない」

深刻な被害を受けた学校。赤「安全でない」

カトマンズ中心部の学校には、モンゴルの遊牧民スタイルのユルト(ゲル)を作ろうというプロジェクトにより、1棟のテント教室が建てられていました。


軽量で広々、明るいテント教室。

軽量で広々、明るいテント教室。

竹と帆布のような丈夫な布を用い、しっかりと格子に組んで中央に柱が立てられ、屋根は放射状で真ん中に穴が開いています。テントの囲い布を上げれば風通しもよく、白い布からは適度に光が取り入れられるので明るいです。ユニークなスタイルは生徒たちもお気に入りの様子。



学校再開に生徒も先生も喜んでいます。

学校再開に生徒も先生も喜んでいます。

被害の大きかった学校の中にはまだ授業が再開できていないところもあります。仮設校舎、安全な学校の建築、学習用品の提供など、長期的支援を必要としています。


レポーター「うえの ともこ」の最近の記事

「ネパール」の他の記事

  • 781 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives