ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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震災から時間が経過し、被災者のニーズも刻々と変化してきています。テントやシートを利用した屋外避難生活から、仮設住宅への要望が出てきています。
当地にある竹や鉄、トタン板を利用して雨季の雨露を凌ぐし仮小屋のようなものが建てられ始めています。


紙の筒をテープや紐で繋いだ構造体。坂茂氏(左の帽子の方)

紙の筒をテープや紐で繋いだ構造体。坂茂氏(左の帽子の方)

地震や津波に襲われた被災地で住空間を提供する活動を行っている建築家の坂茂氏がネパール入りし、リサイクル紙管でシェルターや仮設住宅を作る活動を始動しました。その地域にある建材を利用し、ローコスト&エコロジー、耐久性を考え、地域と人々の生活スタイルに適応する住宅を提供する支援です。


ネパールの仮設住宅案

ネパールの仮設住宅案

モデルハウス作りと講義には多くの聴講者が押し寄せました。坂氏は自身の手がけた世界各地の建築物や被災地での活動について、ユーモラスなエピソードを交えつつ、多くの写真を使って事例を紹介しました。ネパールの被災地ブンガマティ村を訪れ、瓦礫の中で再利用できそうな木のドアフレームを使った仮設住宅のスケッチも発表されました。


周辺の避難民も興味深かげに見学にやって来ました。

周辺の避難民も興味深かげに見学にやって来ました。

シェルター作りには当地の建築を専攻する学生も参加しました。基礎にはプラスチックのケースを敷き、基礎と紙管を木材、ガムテープ、ロープで繋ぎ防水シートを覆って、結束バンドで固定します。通常この大きさで3時間で1棟作ることができます。


シートで覆ってシェルターの完成!

シートで覆ってシェルターの完成!

住処を無くした多くの人たちが安心して過ごせる住居が早く出来上がることを期待しています。

公式サイト ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)+坂茂建築設計
ネパール地震への支援プロジェクト
http://www.shigerubanarchitects.com/works/2015_nepal_earthquake/index.html
活動支援の募金も募っています。


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