今日、ふと空を見上げると、こんなものが見えました。

太陽の周りに輪がかかっています。
画像では見にくいですが、虹色の輪です。
太陽を囲う虹の光の輪はとても美しく、私は道路の真ん中でサングラスをかけたまま見惚れていました。

でも次の瞬間我に返ると、この異様な光景に少しだけ恐怖を感じ始めました。
「異常気象の前触れじゃないのか？」「もしかして怪奇現象？」
特に異常気象に関してはここタイでも他国に倣い、例年に無い暑さや、異常とも言える連続性の雷が発生するなどしているため、「さらなる気象災害がおきるかも」と言われれば、妙に現実味があります。

そこでインターネットを繰って調べてみたところ、これは「日暈（ひがさ）」という現象で、日本や外国でもつい最近見られたようです。
専門家に言わせると「珍しくもなんともない現象」で「異常気象とも不吉な予兆とも関係ない」そうです。それは良かった。
とは言え、これだけ“くっきり”とした虹の輪はやはり珍しいのではないでしょうか。

通り過ぎるタイ人は誰も空なんか見上げていません。あっちこっち見ているワリには、上に目を向けることはないのです。
私はそんな彼らの腕をつかんで「ねぇあれ見て、珍しいでしょ」と虹の輪を指差したい気持ちで一杯でした。
あんな綺麗なものを気づかずに通り過ぎるなんて、もったいない気がしたのです。

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